SF映画の荒廃した世界に存在するようなレストランバーで、“未来の食事”を楽しんでみてはいかがだろう。
新宿三丁目のサイバーパンク・レストランバー「NEO新宿アツシ」が、植物性素材にこだわった「完全菜食ハンバーガー」をメニューリストに追加し、ランチ&ディナータイムで提供中。1月下旬からは、ウーバーイーツでもオーダー可能となる予定だ。
コンセプトは「NEO新宿以外で人類が滅んだ世界」
「2023年、フィクションは現実になった」をキャッチコピーとして、昨年8月にオープンした同店は、サイバーパンクの世界観を表現した内装や煌びやかなネオンが特徴的な大人の秘密基地。
メニューリストも独特で、「NEO新宿以外で人類が滅んだ世界」をコンセプトに、自産自消(*1)を目標としたオリジナルメニューを考案している。
たとえば、既存メニューの「レトルトハンバーガー」や「マッシュポテト」は、真空パック詰めにすることで美味しさを封入。長期保存も可能とした、“未来のサバイバルフード”に仕立てている。
ドリンクメニューは、さらに未来的かつ刺激的。タツノオトシゴ・冬虫夏草・ハブ・蜂などを漬け込んだ「秘伝のつけ酒」をはじめ、ChatGPTが考案した「フルーツつけ酒」や、自家製の生炭酸で作る「生フレッシュフルーツジュース」などが用意されている。
その他、店内に常設されている3Dフードプリンターや水耕栽培場などが、未来のレストランの姿をリアルに連想させる。
持続可能性のある「完全菜食ハンバーガー」
新メニューの「完全菜食ハンバーガー」は、動物性素材よりも持続可能性のあるハンバーガーとして考案。発想の原点は、「そう遠くない未来では、現代で語られている食料問題も本当に深刻に、かつ現実になっているかもしれない」という懸念にある。
味わいの特徴は、本物の肉と間違えるほどの食感と、満足感のあるソースだ。
材料には、2種類をブレンドした大豆ミートをはじめ、いずれも植物性のバンズやチーズ、マヨネーズなどを使用。五葷(ごくん)(*2)を使わないミートソースは、きのこベースで濃厚な味わいを生み出している。
また、アクセントとなるバジルは、店内の水耕栽培場で種から育てられた“新宿産”。土を使わず、水と液体肥料(養液)だけで植物を育てる水耕栽培は、未来では主流になっていくのかもしれない。
ディストピア(反理想郷)感を漂わせる大人の秘密基地で、未来の“日常”になるかもしれない、ユニークな食事を楽しんでみるのも悪くないだろう。
NEO新宿アツシ
所在地:東京都新宿区新宿3-3-7 三慶ビル 4F
アクセス:東京メトロ・都営地下鉄「新宿三丁目駅」c3出口より徒歩30秒
営業時間:12:00~17:00(ランチ)、18:00~20:00(ディナー)、20:00~翌5:00(バータイム・月曜のみ23:00閉店)
定休日:なし
公式X:https://twitter.com/NEOSHINJUKU_AT
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000117818.html
(zlatan)
*1 「自分達で食材を作り消費する」ことの造語
*2 からくて臭気のある五種の野菜。仏教では、にんにく・のびる・にら・ねぎ・らっきょうを指す
※価格はすべて税込