東京にも初雪が降り、本格的な冬がやってきた。今回はスキーやスノボなど、ウィンタースポーツを楽しみたい人向けにおすすめのスキー場と近隣にあるラグジュアリーホテルを5カ所ずつ紹介したい。
目次
・星野リゾートプレゼンツ、国内最大級スキー場がオープン
・スキーヤーたちの快適さを追求、最大22時間滞在が可能に
・フェザーパウダースノーがお出迎え、万座温泉も楽しめる
・滑走・食事・温泉を思う存分満喫、冬の至福なひとときを
・豊富なコースが魅力、スキー・スノボ好きに最適なスキー場
・白馬を満喫、5周年プランで温泉付プレミアムルームに宿泊
・ニセコの伝統ある「グラン・ヒラフ」で最高のひとときを
・ニセコのラグジュアリーリゾートで究極のウェルネス体験を
・初心者から上級者まで満喫、冬のアクティビティの新拠点
・昨夏オープンの新ホテル、地元の景色・食事を十二分に堪能
星野リゾートプレゼンツ、国内最大級スキー場がオープン
星野リゾートが誇る国内最大級のスキー場「星野リゾート ネコマ マウンテン」が、2023年12月にオープンした。営業期間の5月までの間、南北に広がる広大なフィールドで冬のアクティビティを楽しめるようになっており、多彩なコースや施設がスノースポーツ愛好者を魅了してくれる。
場内では連結リフト「ニャルツチェア」により南エリア(旧アルツ磐梯)と北エリア(旧猫魔スキー場)を自由に行き来でき、33のバリエーション豊かなコースが楽しめる。また、初心者から上級者まで幅広いレベルの滑走者のニーズに応えるため、充実したレンタルやレッスンも用意されている。
特に「POWDER DEEP」というパウダー専用コースでは、特異な地形と環境がもたらす良質な粉雪を楽しめるもので、期間中はパウダースノーが積もった好条件の日のみオープンする。オープン日は直前に公式ホームページで公表される。
さらに、最新のスノーボードギアを楽しむためのサービスとして「Burton」の「STEP ON」の大人用スノーボードがレンタル可能で、東日本のスキー場で唯一「Burton」の最新ギアを体験できる。
施設内にはレストランも豊富で、ゲレンデ中腹の「The Rider’s」では周辺の風景を楽しみながら、ジューシーでボリューミーな牛肉のパティが特徴のハンバーガーを味わえる。
「星野リゾート ネコマ マウンテン」で、磐梯山や猪苗代湖などの雄大な自然に囲まれながら、さまざまなスノースポーツや特別なサービスを楽しんでみては。
星野リゾート ネコマ マウンテン
所在地:福島県耶麻郡磐梯町大字更科清水平6838-68
公式サイト:https://www.nekoma.co.jp/
スキーヤーたちの快適さを追求、最大22時間滞在が可能に
星野リゾートが運営する「星野リゾート 磐梯山温泉ホテル」では、2018~19年シーズンからスキーヤー・スノーボーダーファーストの取り組みを充実させている。今シーズンは、国内最大級のスキー場「星野リゾート ネコマ マウンテン」と直結し、その取り組みをよりパワーアップさせた。
同ホテルでは、チェックイン・アウトの時間を16時と14時に設定し、最大22時間の滞在が可能となった。チェックアウト前に一般営業前のゲレンデを楽しむ「ファーストライド」も楽しめるなどなど、快適な冬のバケーションを実現させてくれる。
また、コミュニティスペース「Hangout(ハングアウト)」では、仲間と滑りの動画を共有したり、翌日の計画を立てる場として楽しめる。濡れたウェアを乾かす乾燥室や、翌日の滑りに備えてさまざまなワックスを無料で利用できるWAXバーも完備され、滑りに向けての準備もできる。
天候不良でゲレンデへ行けない日でも、ホテル内ではさまざまなアクティビティを用意。会津の郷土玩具や薬研こしぇる茶を通じて地元の文化を感じられる体験のほか、雪に囲まれた酒場で会津の地酒を楽しむ「雪ん中酒場」や、赤べこをテーマにした「でっこら赤べこ雪広場」などを楽しめる。
猪苗代湖を見下ろす素晴らしいロケーションにある「磐梯山温泉ホテル」で、冬のシーズンを思う存分快適に過ごしてみてほしい。
星野リゾート 磐梯山温泉ホテル
所在地:福島県耶麻郡磐梯町大字更科字清水平6838-68
公式サイト:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/bandai/
フェザーパウダースノーがお出迎え、万座温泉も楽しめる
西武・プリンスホテルズワールドワイドが運営する「万座温泉スキー場」は、2023年12月から今シーズンの営業をスタートさせた。このスキー場は、コンパクトでありながらも多彩で魅力的なエリアで構成されており、冬だけしか楽しめないアクティビティを思う存分満喫できる。
群馬県吾妻郡嬬恋村に位置するこのスキー場では、初級者から上級者まで楽しめるコースが豊富に用意されている。コンパクトながらも優れたコースレイアウトが魅力で、特に「どうぶつの森コース」は程よい傾斜で森の中を滑走できる。
上級者には「エキスパートコース」や「チャレンジコース」もあり、滑りごたえ満点。パノラマコースからは素晴らしい眺望も楽しめる。
標高1,900メートルを超える万座山エリアでは、粉雪とは一線を画す極上のフェザーパウダースノーが滑り手を迎え入れてくれる。特質すべきはその雪質で、ギュッと握っても固まらない極上のフェザーパウダースノーは、上級者コースだけでなく「どうぶつの森コース」などでも体感できる。
特別な雪質で滑走の醍醐味を味わった後は、日本有数の硫黄含有量を誇る万座温泉で極上の癒やしも楽しめる。リフト券を購入すると、万座エリアの宿泊施設の日帰り入浴が割引料金で利用できる。
「万座温泉スキー場」では、極上の雪質での滑りと温泉の魅力をたっぷりと味わえる至福のひとときを過ごすことができるだろう。
万座温泉スキー場
所在地:群馬県吾妻郡嬬恋村万座温泉
公式サイト:https://www.princehotels.co.jp/ski/manza/winter/
滑走・食事・温泉を思う存分満喫、冬の至福なひとときを
「万座プリンスホテル」では、1月9日(火)から「【滑・食・湯】万座の3絶景をふたりじめプラン」を開始した。このプランは、同ホテルの大自然の美しさと冬のアクティビティを両方楽しめるという魅力を最大限生かしたぜいたくな内容と言えるだろう。
今回のプランでは、隣接する「万座温泉スキー場」のパノラマゲレンデが一般営業前に貸切で利用できる。毎朝7時半から8時半までの間、リフトを独り占めでき、まるで天に吸い込まれるような青空と真っ白な雪山を堪能できる。
リフトを降りると広がるのは標高1,900メートル以上の雄大な景色。浅間山の山頂が目の高さに迫り、朝の澄んだ空気を感じながらファーストトラックを滑ることができる。
滑走後の朝食は、ホテルのメインダイニングルームをぜいたくに貸し切りで楽しめる。シェフ特製のオムレツや地元嬬恋村の干川豆腐を洋風にアレンジしたサイドミート、近隣の食材を使用したアメリカンブレックファストが用意され、窓の外に広がる雪景色とともに至福の食事を味わえる。
そして、共用露天風呂「こまくさの湯」で、雪景色に包まれた露天風呂を気兼ねなく満喫できる。冷えた体を温泉で温め、心身ともにリラックスできる最高の瞬間を迎えられるだろう。
「万座プリンスホテル」の季節ならではの魅力を十二分に引き出す特別なプランで、冬のアクティビティと温かなひとときを楽しんでほしい。
万座プリンスホテル
所在地:群馬県吾妻郡嬬恋村万座温泉
公式サイト:https://www.princehotels.co.jp/manza/
豊富なコースが魅力、スキー・スノボ好きに最適なスキー場
八方尾根開発と白馬観光開発が運営する「白馬八方尾根スキー場」は、2023年11月に待望のウィンターシーズンを迎えた。このスキー場は、標高1,400メートルに位置するうさぎ平ゲレンデを中心に21基のリフト・ゴンドラと16のコースが整備され、今年は5月6日(月)までの営業が予定されている。
北尾根エリアには、プロスノーボーダーの岡本圭司氏が率いる「THE PARKS」が手がけたスノーパーク「HAPPO PARKS-NATURES-」がオープン。地形を最大限に生かしたサーフライド×フリースタイルなパークで、スノーボーダーとスキーヤーの両者が存分に楽しめる場となっている。
新雪に敏感なパウダー好きには、標高1,400メートルのうさぎ平に設置された「パウダーメーター」に注目してほしい。その日の降雪量や気温、湿度などをリアルタイムに表示し、ライブカメラも24時間配信している。このため朝イチのパウダースノーを満喫するためのリアルな情報が入手できる。
スキー場内では食事も充実しており、「カフェテリアYETI」や「サンテラスぱのらま」などで、地元産の食材を使った一皿や本格イタリアンなどさまざまなメニューが味わえる。
総滑走距離約23,000メートル、最長滑走距離約8,000メートル、高低差1,071メートルの規模を誇る「白馬八方尾根スキー場」は、スキー・スノボ好きが安心して滑走できる理想的な環境と言えるだろう。
白馬八方尾根スキー場
所在地:長野県北安曇郡白馬村北城八方
公式サイト:https://www.happo-one.jp/
白馬を満喫、5周年プランで温泉付プレミアムルームに宿泊
「白馬八方尾根スキー場」の近隣にある「コートヤード・バイ・マリオット 白馬」は開業から5周年を迎えた。これを受けて同ホテルは、2月29日(木)までの期間限定の特別な冬のお祝い「High Five!! Winter Celebration」キャンペーンを開催している。
同ホテルは2018年12月22日に開業し、雪に覆われた北アルプスのパノラマやパウダースノーが魅力の白馬エリアで全72室の客室を用意。温泉、レストラン、フィットネスセンターなどを備え、アクティビティ後も白馬の美しい景色と共にぜいたくな時間を過ごすことができる。
キャンペーンの一環である5周年記念特別宿泊プラン「High Five!! Celebration Stay」は、温泉付プレミアルームに宿泊できる内容だ。このプランでは、人気の温泉を満喫できるだけでなく、地元の食材にこだわったディナーコース「Shinshu Blessings Dinner -LAVAROCK-」が味わえる。
このコースではこのほかに、信州福味鶏モモ肉と海老ムースのガランティーヌやかぶのポタージュ、白馬村産ニジマスのグリルなど、地元の食材をふんだんに使用した贅沢なメニューが楽しめる。通常コースにはない「牛ロースのグリル 長野大北地域の根菜添え」が特別に用意され、お部屋とお料理のダブルアップグレードが実現することになる。
洗練されたホスピタリティを持つ「コートヤード・バイ・マリオット 白馬」で、白馬エリアならではの雪景色を楽しみながら、寒さを忘れるほどの特別な思い出を作ってみてはいかが。
コートヤード・バイ・マリオット 白馬
所在地:長野県北安曇郡白馬村北城2937
公式サイト:https://www.cyhakuba.com/index.html
ニセコの伝統ある「グラン・ヒラフ」で最高のひとときを
日本を代表するスキーリゾート「ニセコ東急グラン・ヒラフ」の2023-2024年の冬季シーズンが始まった。北海道・ニセコ特有の美しいパウダースノーが山頂から山麓まで広がり、スキーヤーとスノーボーダーを魅了して止まないゲレンデとして知られている。
このスキー場は「JAPOW(ジャパウ)」の発祥地として知られ、その名を国内外にとどろかせている。雪の深さは山頂で50センチメートル、山麓で30センチメートルいう絶好のスキーコンディションで、22の多彩なコースを楽しめる。
加えてナイターの営業規模も拡大。夜にしか味わえない極上パウダーも満喫できるようになった。
また、標高820メートルのセンターフォーリフト山頂駅舎横にオープンした「エースヒル」では、羊蹄山の絶景を眺めながら、厳選されたデュラム小麦を使用したプレミアムクラスの生パスタが味わえる。ワインサーバー「ファンヴィーノ」も用意されており、冬のアクティビティの中でもぜいたくなひとときを楽しむことができる。
これまで日本のスキーシーンをけん引してきた「ニセコ東急グラン・ヒラフ」は、その歴史と伝統を受け継ぎながらも常に新しい試みに挑戦し、施設やサービスの向上を図っている。今後もスキー・スノボを楽しめる一大リゾートとして、ますます多くの人々に愛されていくことだろう。
ニセコ東急グラン・ヒラフ
所在地:北海道虻田郡倶知安町ニセコひらふ1条2丁目9番1号
公式サイト:https://www.grand-hirafu.jp/winter/
ニセコのラグジュアリーリゾートで究極のウェルネス体験を
ラグジュアリーウェルネスリゾート「MUWA NISEKO」は2023年12月に開業した新しい施設だ。世界が認めるガストロノミー体験を約束する2つのレストラン、全113室の上質な客室、羊蹄山の絶景を眺められるインフィニティ温泉など、多彩な施設が究極のウェルネスの旅をもたらしてくれる。
同ホテルは、「ニセコ東急グラン・ヒラフ」の足元に位置し、ワールドクラスのパウダースノーへの好アクセスが可能な立地が魅力だ。館内は「切妻造り」や「縁側」などの日本の伝統的な建築様式を尊重しており、小さな家を積み重ねたような外観は、北海道の山間集落を思わせるデザインだ。
また、「2ベッドルームスイート」や「スキーイン・スキーアウト客室」などの上質な客室も用意されており、季節ごとに変わる美しいニセコの景色を望みながら極上のひとときを過ごすことができる。
ホテル内には、イタリアンオールデイダイニング「HITO by TACUBO」と伝統和食ファインダイニング「すき焼割烹 日山」が出店しており、このうち「HITO by TACUBO」で味わえる「十勝ハーブ牛のサーロインの薪焼きステーキ」など、そのシグネチャーメニューは絶品とされている。
ダイニングやインフィニティ温泉、ウェルネス体験などが一体となった「MUWA NISEKO」で、大自然の力に癒やされながら非日常の世界へ誘われる特別な滞在を楽しんでみてほしい。
MUWA NISEKO
所在地:北海道虻田郡倶知安町ニセコひらふ1条3丁目10番1号
公式サイト:https://www.muwaniseko.com/ja/
初心者から上級者まで満喫、冬のアクティビティの新拠点
「EN RESORT Grandeco Snow Resort」は2023年12月に今シーズンがスタートし、5年連続で福島県内で最速オープンを達成した。このスキー場は裏磐梯エリアのピーク標高が最も高い(1,590メートル)という特徴を誇り、エリア有数のパウダースノーが楽しめるスキー場として注目を集めている。
今シーズンは、10本のコースと5つのスノーパークが整備され、初級者から上級者までニーズに合わせた滑りが可能となっている。地形を活かしたアレンジが施され、幅広いスキーヤーとスノーボーダーが楽しめる「Powder」や「Main Street」、「Tree」などが設けられ、全長約3.5kmの緩斜面も初級者にとっては魅力的だろう。
スノーパークも多彩で、新設の「SNOW SURF PARK」や「FREE RIDE PARK」は、3D地形を利用して幅広い層に楽しんでもらうことを目指している。また、スキーやスノーボードスクール、ウェアやギアのレンタル、さらには整骨院もあるため、冬のスポーツを思う存分満喫できるようになっている。
シーズン券も販売されており、購入者にはアクティビティディレクターの丸山貴雄氏による特別スキーレッスンや、北海道・キロロスノーワールドの1日券などの特典が贈呈される。
新たなコースやスノーパークが設置された「EN RESORT Grandeco Snow Resort」は、冬のアクティビティの新たな拠点として、多くの方々にとって特別な思い出や経験をもたらしてくれるだろう。
EN RESORT Grandeco Snow Resort
所在地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山
公式サイト:https://resort.en-hotel.com/grandeco/ja/
昨夏オープンの新ホテル、地元の景色・食事を十二分に堪能
「EN RESORT Grandeco」に隣接したオフィシャルホテル「EN RESORT Grandeco Hotel」は、2023年7月にグランドオープンした。全103室を有し、温泉や通年使用可能なプールを備えたリゾートホテルで、裏磐梯の自然の美しさと雄大さを五感で感じられるような体験をもたらしてくれる。
同ホテルの水はすべて「小野川湧水」の自家浄水であり、客室の水道からプールの水まで、その清らかな水が使用されている。「小野川湧水」は日本の名水百選に選ばれ、グリーンシーズンには豊かな水として、スノーシーズンにはパウダースノーとして、裏磐梯の自然を彩ってきた。
館内のデザインは「Part of Nature」がテーマで、周辺の自然環境の境界線をできる限り無くした空間が作り上げられた。エントランスロビー&ラウンジでは、全面ガラス窓から広がる美しい景色が楽しめ、バーカウンターでは暖炉の火を囲みながら旅の一日を振り返ることができる。
レストラン「THE MOUNTAIN DINING」では、「小野川湧水」にインスピレーションを受け、地産地消にこだわったメニューを用意。ディナーコースでは「小野川湧水」で引いたお出汁から始まり、季節のメインディッシュとビュッフェが組み合わさったセミビュッフェ形式を堪能できる。朝食は福島の食文化「朝ラー」を含む約40品がビュッフェ形式で味わえる。
磐梯山や西吾妻山など名山を眺望できる「EN RESORT Grandeco Hotel」で、スキーやスノーボードを楽しみつつ、心地よい滞在を満喫しては。
EN RESORT Grandeco Hotel
所在地:福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山1082
公式サイト:https://resort.en-hotel.com/grandeco/hotel/ja/
上質な雪で楽しむウィンタースポーツと上質なホテルを組み合わせれば、今年の冬の旅は特別なものとなるだろう。ゲレンデ初挑戦の人も熟練の人も、ぜひ一度は楽しんでみてほしい。
(永井瑞穂)