江戸時代の商家の町並みが残る千葉県香取市に、一棟貸し古民家宿「香取はちさんろく」がオープン。
同施設は、築150年の歴史ある古民家を一棟貸し古民家宿としてリノベーションしたもので、古き良きものを長く愛し、日本の風情を感じられる施設となっている。
さまざまな時代の伝統的建造物が建ち並ぶ香取
香取市佐原の小野川と香取街道沿いには、江戸時代から利根川水運により繁栄した商家の町並みが残っている。
和風の町屋や洋風建築など、時代の変遷を映し出す伝統的建造物が、小野川の河畔や香取街道、下新町通り沿いにたたずみ、住民の暮らしが息づく地域だ。
香取市では、このような落ち着きと風格ある地区を伝統的建造物保存地区及び景観形成地区に指定し、まちをより良くするため、住民の協力のもとで建築物の外観の保存、利活用に努めている。
150年の歴史の中で過ごす「香取はちさんろく」
「香取はちさんろく」は、築150年の歴史を持つ「古民家」をリノベーションして生まれた宿泊施設だ。香取市内の空き家を有効活用し、移住及び定住の促進による地域の活性化を図ることを目的として同施設をオープンした。
同施設は一棟貸しのため、宿泊可能な人数が2~10名となっており、ゲストの旅のスタイルに合わせて、思い思いの時間が過ごせるのがポイントだ。
昔ながらの囲炉裏を体験
かつて日本の家々で当たり前だった「囲炉裏(いろり)」は、まさに暮らしのあらゆる場面で人々に「火」を届ける、頼もしい存在だった。
実用的な側面だけでなく、家族や地域の人々のコミュニケーションを築くパワーも秘めていた囲炉裏。今ではあまり見ることもなくなってしまったが、囲炉裏のある生活はちょっと憧れる暮らし方だ。
同施設では、ダイニングに設置された囲炉裏で、大切な人や友人と「炉」を「囲」み、食事を楽しみながら暖かな時間を過ごすことができる。
囲炉裏で味わう料理
同施設では、日本の文化を味わい、囲炉裏を囲って食事が楽しめるメニューを用意している。1月から3月は「選べるお鍋」、4月からは炊き込みご飯が「囲炉裏メニュー」となっている。
朝食メニューには、鯖の塩焼きや野菜のせいろ蒸し、こうざき納豆が登場。
千葉県多古町産の元気豚や多古米、あじさい卵など、地元千葉県産の食材を楽しみたい。
豊かな緑の中で過ごす
同施設の敷地内には、小さな池や東屋、焚き火エリアもある。
縁側で庭を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすのもオススメだ。
同施設は現在、公式サイトから6ヶ月先までの予約が可能となっている。
古き良き日本らしい古民家で、いつもとは違う時間を過ごしてみては。
一棟貸し古民家「香取はちさんろく」
所在地:千葉県香取市大戸1368
公式サイト:https://www.hachisanroku.com
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000071067.html
(田原昌)
※食事のメニューは季節により変動する