2023年はコロナ禍の自粛が解除され、生活が少しずつ元に戻り始めた1年だった。
新年のスタートに合わせ、ライフスタイルメディア「goodroom journal」では、昨年1年の間でどの記事がもっとも人気だったのか、月間PVランキングから調査。いま注目を集めているライフスタイルの“需要”について探った。
団地インテリアや便利アイテムの記事が人気!
昨年のPVランキング1位を獲得したのは、「築50年の団地のレトロな雰囲気を楽しむ。一人暮らしの1LDKインテリア」という記事。
初期費用や家賃が魅力的ながら、駅からのアクセスや設備に課題が残りがちな団地住まい。しかし、記事ではその課題を逆手に取り、“レトロ感”を楽しむ事例を紹介している。
2位にランクインしたのは、「横浜の隣駅、なのにディープ。『渋イイ』が魅力の保土ケ谷駅」。神奈川県横浜市の保土ケ谷駅周辺の街歩き記事で、保土ケ谷駅の隠れた魅力や物件の新着情報を発信している。
3位は「夫婦二人暮らし。ちょっとのおしゃれさが、暮らしをグンと良くする3つのアイテム」。夫婦向けの実用的なアイテムを紹介する記事だが、暮らしを便利にするアイデアを出す記事は5位以降でも人気のよう。
4位は「あえて選ぶ、古い団地のインテリア。おしゃれで味わい深い暮らしを覗いてみました」。1位に続いて、築年数を活かした味わい深い団地インテリアが再び注目を集めた。
5位は「狭いキッチンにも置ける。おしゃれな『ゴミ箱』をまとめました」。小スペースでの工夫が光る、使いやすくておしゃれなゴミ箱のアイデアが好評を得たよう。
その他6位以降でも、築古の広い部屋やシンプルな収納術に焦点を当てた記事が人気を博した。
築古・郊外でも広々とした物件が人気
こうした記事の傾向からみると、最近は「築古・郊外でも、工夫次第で楽しめる広い部屋に住みたい」と考える人が増えていることがうかがえる。同メディアでも団地の連載タイアップにかんする相談が増えているらしく、供給・需要の両方が拡大しているそうだ。
しかしその一方で、“狭い部屋でのシンプルライフ”もトレンドに。「シンプリストの愛用品」などを紹介する記事も上位にランクインしているよう。
コロナ禍を経て、在宅ワークが浸透したり、家でのプライベートタイムを充実させる方法を考えたりと、誰もが“暮らし”を見直している。自分が心地よく生きるためのヒントを、「goodroom journal」の記事を通して得てみては。
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(IKKI)