カサカサで乾燥しがちな冬の室内では、加湿器は必要不可欠と言っても過言ではない。今回は、新機能が追加された高性能なハイエンド加湿器を5つ紹介したい。
目次
・デザイン面で進化、室内に溶け込む限定カラーの加湿器
・世界初*のステンレスの水タンク、新時代の加湿器が登場
・パワフル性能とモダンなデザイン、昨年登場の最上級加湿器
・象印の自信作、お手入れ簡単で湿度を3段階でコントロール
・デザイン面で進化、室内に溶け込む限定カラーの加湿器
デザイン面で進化、室内に溶け込む限定カラーの加湿器
ダイニチ工業は、9月に新製品「ハイブリッド式加湿器ERXTタイプ」を発売。この限定モデルは、同社の「ハイブリッド式加湿器RXTタイプ」を基に、新デザインと機能性を組み合わせたものだ。
新型コロナウイルスの影響で家庭内での時間が増加したことから、家電へのデザインにこだわるニーズが拡大している。こうした背景から、既存の「ハイブリッド式加湿器RXTタイプ」のロングセラー性を継承しつつ、新しい生活様式に合わせ、新たな限定カラーの導入によりデザイン面での進化を果たした新製品が開発された。
新製品の特徴的なポイントは、標準搭載の抗菌気化フィルターに加え、使い捨てタイプの「カンタン取替えフィルター(2個)」がセットで提供されることだ。また、定期的な水洗いやクエン酸洗浄が不要なため、利便性も向上している。
昨今のトレンドに合わせたデザインとして、日本の住居でよく使用される建築資材のアーキテクチャルカラー全5色を採用。ウォルナットグレー、オークベージュ、グレイッシュブルー、チャコールブラック、アッシュグレーのバリエーションが用意され、自分の好みやインテリアに合わせて選ぶ楽しみが広がるのも魅力の1つだ。
デザイン性を重要視する人こそ、「ハイブリッド式加湿器ERXTタイプ」を試してみてほしい。
ハイブリッド式加湿器ERXTタイプ
価格:33,000円(税込)
商品詳細ページ:https://webshop.dainichi-net.co.jp/c/814186/gr157/
世界初*のステンレスの水タンク、新時代の加湿器が登場
Carepod Japanが日本に初めて導入した「Carepod(ケアポッド)」は、加湿器の新たな時代を切り拓く存在として注目を浴びている。このシリーズは、世界初*のステンレス超音波加湿器として、その機能性やデザインの洗練度で革新的な存在感を放っているのが特長だ。
従来の加湿器は複雑な構造のため洗浄が難しくなりがちで、水垢や有害な細菌、ウィルスの繁殖が懸念されていた。そこでCarepodシリーズは、これらの課題に対処するため、世界初*のステンレス超音波加湿器として開発された。
まず、加湿器には洗浄可能なステンレスの水タンクを備えている。これによって手入れが簡単となり、衛生的な状態を維持することができる。また、製品自体は水タンク、振動子、内ふたの3パーツだけで構成されており、これらを取り外しての洗浄が可能だ。
さらに、フィルターフリーな構造を採用しており、フィルターの手入れや交換の手間も不要だ。
加えてデザインは、シンプルでありながらも洗練された外観が特長で、インテリアに馴染むようになっている。このデザイン性の高さを受け、世界3大デザイン賞の「IF DESIGN AWARD 2022」と「RED DOT DESIGN AWARD 2022」の2つを受賞している。
衛生への不安を取り除き、ユーザーに安心感をもたらしてくれる「Carepod」は、真冬の室内の快適度を高めてくれるだろう。
Carepod キューブ ハイブリッド式ステンレス加湿器
価格:38,000円(税込)
商品詳細ページ:https://carepodjapan.com/products/carepod-cube-stainless-humidifier-x50
* 振動子は韓国にて2016年6月28日に世界で初めて特許(第10-1527339号)を取得
パワフル性能とモダンなデザイン、昨年登場の最上級加湿器
2022年に登場した「GRANLUXE」は、スリーアップから発売された最上級モデル加湿器で、パワフルな加湿機能を備えながらもスタイリッシュでモダンなデザインが特徴だ。
「GRANLUXE」の名前には、最上級を表す「GRAND」と贅沢や豪華を意味する「LUXE」が組み合わさり、同社の従来製品との差別化を図り、性能とデザインの上質さを表現している。
最上級モデル「GXシリーズ」は最大42畳の広い空間*に対応。この製品の特筆すべき特徴の1つは、加湿力の圧倒的な強さだろう。
最大加湿量が1500mL/hで、従来品と比較して3倍のスピードを誇る。これにより、リビングなどの広い空間を素早くうるおいで満たし、快適な湿度を保つことができる。
加湿方式は、清潔でパワフルなハイブリッド気化式加湿を採用。水の気化を利用して加湿し、ヒーターによって加熱された風がフィルターを通るため、より多くの水分を素早く気化させてくれる。雑菌の放出が抑えられ、床が濡れないという利点がある。
デザイン面でもこだわりがあり、部屋にずっと置いていても空間と調和するようなインテリア性と高級感を追求。前面には木目調のパネルを使用し、スタイリッシュでモダンなデザインが特徴的だ。
見た目だけでなく、使い勝手にもこだわりが凝縮された「GRANLUXE」の製品は、冬の住空間をより快適にしてくれるだろう。
気化式加湿器 グランリュクス GXシリーズ
価格:32,780円(税込)
商品詳細ページ:https://lp-granluxe.three-up.co.jp/
* 洋室、プレハブの場合の目安
象印の自信作、お手入れ簡単で湿度を3段階でコントロール
象印マホービンの新製品「スチーム式加湿器(EE-DD型)」が9月に発売された。この加湿器は手入れのしやすさが好評で、2つのサイズ展開と2色から選べる豊富なバリエーションが特徴だ。
まず、この新製品はフィルター不要で、広口の容器が採用されているため手入れが非常に簡単だ。加えてチャイルドロックやふた開閉ロック、転倒湯もれ防止構造などの安全設計も施されている。
デュアルセンサーが湿度を自動でコントロールしており、湿度が低い時期は「しっかり」、穏やかに加湿したい時期は「ひかえめ」など3段階の自動加湿が選択できる。また、「湿度モニター」を搭載しており、お部屋の湿度状態が一目で確認できる。
連続加湿時間は、室温20度で満水時に連続「強」コースで運転した場合、約8時間となっている。加えて睡眠時間に合わせて設定できる「入、切デュアルタイマー」も魅力の1つだ。
スチーム式加湿器は、10畳タイプと13畳タイプの2サイズ展開で部屋の広さに合わせて選択できる。また、ホワイトとグレーの2色展開があるので、インテリアにも調和しやすい。
湯沸かし音が気になる場合に備え、特設の「湯沸かし音セーブモード」も搭載。さらに、給水の目安を示す「水位線」も備わっており、適切な運転をサポートしてくれる。
高い機能性と使いやすさを追求した「スチーム式加湿器(EE-DD型)」を試してみては。
「スチーム式加湿器」EE-DD型
価格:19,580円(税込)
商品詳細ページ:https://www.zojirushi.co.jp/syohin/life/humidifier/ee-dd/
デザイン面で進化、室内に溶け込む限定カラーの加湿器
シロカが12月に発売予定の「加湿機能付きセラミックファンヒーター ポカプラス」は、気化式加湿器とセラミックファンヒーターが一体化しており、寒い季節の快適な室内環境を追求した新商品だ。
従来のセラミックファンヒーターは、迅速に暖をとれる特長があったが、その反面暖房により室内の湿度が低下しやすく、乾燥が課題となっていた。そこで今回の新商品は気化式の加湿機能を備えており、これによって暖房しながら適切な湿度を維持でき、乾燥からくる不快感を軽減してくれる。
新製品に搭載されたリモコンには湿度センサーを備えており、周囲の湿度と温度をリアルタイムで検知。リモコンを自分の近くに置くだけで、周囲の状況に合わせて最適な湿度と温度を保つことができる。設定湿度に到達した場合は自動で温風単独運転に切り替わり、快適な環境を維持してくれる。
特筆すべき特長の1つが、シロカ独自の技術「ふわビューンUZU」だ。この技術は、左右の側面から空気を吸い込んで本体前面から送り出すことで、パワフルで静音性の高い風を実現。運転音はわずか25デシベル*と非常に静かであり、夜間や静粛が求められる状況でも安心して使用することができる。
「加湿機能付きセラミックファンヒーター ポカプラス」は、室内の温度と湿度のバランスを重視し、快適で健康的な居住空間を実現してくれるだろう。
加湿機能付きセラミックファンヒーター ポカプラス
価格:24,860円(税込)
商品詳細ページ:https://store.siroca.jp/products/sh-3d151
* <測定方法>温風弱、加湿あり、静音室(暗騒音18.4 dB)本体からの距離1.0m地点で測定(シロカ調べ)
最新の加湿器は、手入れの利便性やデザイン性を追求したものが多く見られる。初めて加湿器を買う人も買い換えを検討している人も、この記事を参考に選んでみてほしい。
(永井瑞穂)