シングルモルト・スコッチウイスキー「グレンファークラス」は、シングルカスクシリーズ「ザ・ファミリーリザーヴ」より、「ミレニアムカスク1999」ならびに「ミレニアムカスク2000」を、12月20日(水)より数量限定で発売する。
「ザ・ファミリーリザーヴ 」は、年1回リリースしている日本限定のシングルカスクシリーズだ。
伝統的なハイランドスタイルでウイスキーを造る
ゲール語で「緑の草の⽣い茂る⾕間」を意味する「グレンファークラス」は、スコットランド・ハイランド地⽅のスペイサイドで1836年に創業した。
同蒸留所は、伝統的なハイランドスタイルによるウイスキー造りにこだわり続ける、現在では数少ない蒸留所だ。
最⾼峰の湧⽔とノンピートモルト
同蒸留所の仕込み⽔は、背後にそびえ⽴つスペイサイド地区最⾼峰のベンリネス⼭から湧き出る清廉な湧き⽔だ。⼭の中腹に独⾃の⽔源を持っており、良質な湧き⽔を安定して調達している。
また原料となるモルトは、ピートを⼀切焚かないノンピートモルトを使⽤している。
長時間の発酵
同蒸留所では、よりフルーティな原酒を得るべく、この10年で発酵時間を大幅に伸ばした。近年の平均発酵時間は106時間、ウォッシュの度数は9%だ。
こうして得られる青リンゴのようなフレーヴァーは、こだわりの直火焚き蒸留を経て「フルーティー&パワフル」なグレンファークラスの原酒へとつながる。
シェリー樽熟成
直⽕焚き蒸留と並んで強いこだわりを持つのが、オロロソシェリー樽での熟成だ。シェリー樽は⾼価だが、フィニッシュのみの使⽤は⼀切⾏わず、⼀貫してシェリー樽を使⽤している。
濃厚な1stフィルからライトな4thフィルまでの原酒を巧みに使い分け、シェリー樽シングルモルトのさまざまな魅⼒を表現している。
ダンネージ式熟成庫
同蒸留所では、熟成庫のスタイルも100年以上前から変わっていない。約10万樽のストックは、蒸留所に併設された背の低いダンネージ式熟成庫で熟成されている。
ベンリネス⼭から吹き降ろす⾵の影響もあり、天使の分け前は⾮常に少なく、ゆっくりと熟成が進む。「グレンファークラス」の個性の源は、熟成環境への変わらないこだわりにもある。
日本向けに年1回リリースされるシングルカスク
今回発売となった「ザ・ファミリーリザーヴ“ミレニアムカスク”」は、1900年代から2000年代への大きな移り変わりを祝して、12月31日と1月1日、特別にごく少量蒸留・樽詰めした2種類の商品だ。
「ミレニアムカスク1999」は、黄金色がかった明るい琥珀色で、アルコール度数の高さを感じさせないソフトな口当たりが特徴となっている。モルトのやさしい甘さから、ジューシーな洋梨、余韻にかけてシナモンのニュアンスも感じるコクのあるハチミツの味わい。繊細ながら長い余韻が楽しめる1本だ。
「ミレニアムカスク2000」は、深みのある赤銅色をしている。オーク、黒糖、ドライプルーンの甘く濃厚なアロマと、力強いアタックが特徴。ビターさと濃厚な甘みが調和し、ビター&スウィートな長い余韻へと導く。
「グレンファークラス」の魅力が詰まった、個性の異なる2つの味わいを楽しみたい。
グレンファークラス
公式サイト:https://milliontd.co.jp/glenfarclas/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000111687.html
(田原昌)
※表示価格は全て税込