伝説のロックバンド「裸のラリーズ(Les Rallizes Dénudés)」の世界に迫る。渋谷で展示イベントが開催

若者から往年のファンまで、大勢の心を揺さぶる作品が満載。

「MARC JACOBS(マーク ジェイコブス)」が、渋谷パルコ3Fに期間限定でオープンしている「MARC JACOBS EVENT SPACE」にて、12月1日(金)から10日(日)まで、伝説のロックバンド「裸のラリーズ(Les Rallizes Dénudés)」に関連した展示イベントを開催する。

伝説のロックバンド「裸のラリーズ」に迫る

「裸のラリーズ」は、1967年に京都で結成されたロックバンド。リーダーである水谷孝さんによる暴力的なまでのギターの音響と、極めて文学的な歌詞で、文字通り独自の世界を構築した。

同バンドは1991年に3枚のアルバムをCDでリリース。その後も断続的にライヴを重ね、2019年にリーダーの水谷さんが逝去するまでその孤高の地位を保ち続けた。

バンドメンバーが水谷さんの世界観を発信

水谷さん逝去後も、メンバーのひとりであった久保田麻琴さんが「裸のラリーズ」の過去のアルバムやライヴ音源などをリリース。バンドと水谷さんの世界観が明らかになる中で、世界的に注目をされるようになった。

今年12月には、水谷さんの詩とオリジナル・メンバーの中村趫(なかむらきょう)さんの写真による、CD付きの「裸のラリーズ」詩集『The Last One〈Poésies : Les Rallizes Dénudés〉裸のラリーズ詩集』(発行:The Last One Musique/発売:SLOGAN)が刊行。

この書籍には、長年一度も印刷されることがなかった「裸のラリーズ」の歌詞が掲載されている。水谷さんの文学的な才能をあらためて検証できる一冊と言えるだろう。

書籍の発売記念イベントが渋谷で開催

同書の発売を記念し、12月1日(金)からは「MARC JACOBS EVENT SPACE」にてファン待望の写真展を開催。中村趫さんの写真作品と、水谷孝さんの歌や詩を中心に展示を行う。

初日の12月1日(金)19時半からは、中村趫さん、編集を担当した哲学者の市田良彦さん、そして詩集のアートワークを担当し、長年「裸のラリーズ」の舞台美術を担った宇治晶さんが、水谷さんと「裸のラリーズ」の世界について語る。

日本の音楽史や芸術史に興味がある人は足を運んでほしい。

裸のラリーズ詩集刊行記念
EXHIBITION The Last One〈Poésies: Les Rallizes Dénudés〉
by Takashi MIZUTANI + Kyo NAKAMURA
Artwork by Akira UJI

会期:12月1日(金)〜10日(日)
会場:MARC JACOBS EVENT SPACE
所在地:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ3F

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000477.000002922.html

(IKKI)