イタリアのデザイン賞を受賞した「Ritzwell」のモダンなチェア「MERCURY LOUNGE CHAIR」

福岡発のグローバルブランド「Ritzwell(リッツウェル)」が今年4月にSalone del Mobile.Milano(ミラノサローネ)で発表した「MERCURY LOUNGE CHAIR(マーキュリーラウンジチェア)」。同製品がイタリアのデザイン賞「archiproducts DESIGN AWARDS 2023 」を受賞した。

世界の注目を受けたチェアについて見てみよう。

世界を見据えて活動するファニチャーのブランド

「リッツウェル」は、2008年にミラノサローネへ初出展。日本人の精神性をベースとした、きめ細やかで控えめな美しさを持つ、素材を生かした温かみのあるプロダクトが高い評価を得ている。

独自の思想から生まれるその上質なデザインと、日本の職人ならではの繊細な手仕事によって生み出されるクオリティの高い製品は、ドイツiFデザイン賞、レッド・ドット・デザイン賞、シカゴグッドデザイン賞をはじめ、世界的に権威のあるデザインアワードの数々を受賞している。

JABARA SIDEBOARD

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MT TABLE

MT TABLE

モダンながら心地よく体を支えるラウンジチェア

同ブランドは今年の4月、「ミラノサローネ2023」にて、「マーキュリーラウンジチェア」を含む6アイテムを発表。

同展では、洗練されたフォルムに上質な素材と職人の手仕事を散りばめた新商品に加え、創業時より愛されてきたアイテムを一堂に集めた。そして、同ブランドの変わらない思想と、ものづくりに対する姿勢を職人のデモンストレーションとともに披露した。

イタリアのデザイン賞

「archiproducts DESIGN AWARDS」は、イタリアのEDILPORTALE社が運営するデザインポータルサイト「archiproducts」にて、年に一度開催されるデザイン賞だ。受賞作品は、建築・デザイン界の著名人で構成された審査員団によって審査・選定されている。

同製品は、世界中より寄せられた750点以上の製品の中から、オリジナリティ、革新性、実験性などを評価され、Furniture部門での受賞となった。

ユニークなフォルム

同製品は、壁から伸びる庇(ひさし)のような背の形状を細径のステンレス脚で支える後姿が、モダンな回廊建築を思わせるラウンジチェアだ。

傾斜した背板と後脚の間に生まれる空間がデザインに心地よい余白を生み出し、キラリと光る後脚が陰影の美しい背裏の表情を際立たせながら、軽快さの中にほのかな色気を漂わせている。

一直線に組まれた前脚、側貫、後脚、肘をほんの少し内側に傾かせることで、後ろ脚と背板の接合を可能にし、この絶妙なバランスがユニークなフォルムを更に立体的な印象に仕上げている。

肘部はカンティレバーのスッキリとしたデザイン。フラットバーの縦使いによる高い強度と、カンティレバーならではの心地よいテンション、ハリのある厚革に薄いクッションを仕込んだ肘置きの程よい弾力が、肘と体をしっかりと支える。

柔らかな楕円を描く肘置きの存在は、シンプルなフォルムに温かみをもたらす工夫の一つだ。

目にも体にも心地よい、同ブランドならではのラウンジチェアでくつろぎたい。

MERCURY LOUNGE CHAIR
価格:肘なしタイプ287,100円〜、肘ありタイプ356,400円〜(税込、仕様とバリエーションによって価格は異なる)
商品詳細ページ:https://ritzwell.com/product/mercury/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000086544.html

(田原昌)