自然に囲まれた別荘のような宿「山代温泉 べにや無何有」が温泉や客室をリニューアル

石川県の山代温泉にある「べにや無何有(むかゆう)」が、創業95周年を迎えリニューアル。温泉大浴場や新客室のジュニアスイートをリニューアルオープンし、2つの新たなライブラリーが誕生した。

静かで贅沢な空間で、心身ともにリフレッシュしてみては。

自然の中で温泉浴が楽しめる「べにや無何有」

「べにや無何有」は、山代温泉の高台にある別荘のような宿だ。大きな樹木が自由に生い茂る自然の山庭を囲むようにして建ち、静かで平和な時間が流れている。

全16室の客室はすべて山庭に面し、また全ての部屋に露天風呂が備えられ、自然の息づかいを感じながらの温泉浴をいつでも楽しむことができる。

客室内は、畳敷きの本間、竹敷の広縁、檜の月見台など、異なる空間や素材を幾重にも介在させながら、いずれの部屋も山庭に向かって水平方向に奥行きを感じさせる、落ち着いた和のたたずまいとなっている。

また、同宿のスパ「円庭施術院」では、古来僧侶が温泉の施浴と薬草の調合により人々を癒してきた山代温泉「薬師山」の伝統を受け継ぎ、中医師・幸井俊高氏が作成した薬草マトリックス「補捨流調」を用いている。

温泉と薬草を使った「薬師山トリートメント」で、心身のケアを体験しよう。

夕食と朝食は、赤松の神木を望む大きなテラスを備えるダイニング「懐石・方林」で。豊かな山海の恵みで知られる加賀・能登は、四季を通して食材の宝庫。11月7日には、ずわい蟹も解禁した。

また、石川の地酒や、ソムリエが料理に合わせてセレクトした飲み物も用意している。

心身ともに安らぐ空間にリニューアル

温泉大浴場で清める

同宿に、2つの温泉大浴場が誕生した。

「玄青 GENSEI」は、湯船の中に丸い背もたれがあり、瞑想へと誘ってくれる静寂の湯。「薄香 USUKŌ」は、日本ならではの檜の白木造りに、心身が浄められる清浄の湯だ。

それぞれに内湯、露天風呂、サウナがあり、入れ替え制になる。

泉質は、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉。霊峰白山の恵みがもたらした、名湯山代温泉の湯だ。温浴効果により血液の循環を促し、疲れを癒し、豊富なミネラルにより体調を整える。

新たに2つのライブラリーが誕生

既存の「メインライブラリー」に加えて、新たに「フォレストライブラリー」と「ライブラリーゼロ」が誕生した。趣きの異なる3つのライブラリーで静かに読書を楽しもう。

「フォレストライブラリー」は、山庭の樹木や苔を間近に眺められるライブラリー。 山庭の豊かな自然に温かく包まれる安らぎの時間を過ごしたい。

「ライブラリーゼロ」は、広大な空間にアートスペースと書庫を備えている。アートスペースには「ゼロの転位 Replacement of Zero」を展示する。

そして、「メインライブラリー」の手前には白を基調とした光あふれる空間があり、奥には黒を基調にした静寂な空間と書庫が置かれている。

露天風呂付きのジュニアスイート

同宿の客室はわずか16室。その中の2室が、新しく「露天風呂付ジュニアスイート」としてオープンした。

同客室は月見台(テラス)と露天風呂を備え、山庭の木々が手に触れるほど近く、まるで自然の中にいるようだ。自然とともに呼吸する安息の休日を楽しみたい。

2024年3月16日には、北陸新幹線の敦賀延伸で、同宿より車で15分の「加賀温泉駅」にも新幹線が停車する。「べにや無何有」を基点に、金沢、加賀の観光を楽しんでみては。

べにや無何有
所在地:石川県加賀市山代温泉55-1-3
公式サイト:https://mukayu.com/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000130876.html

(田原昌)