東京・表参道で開催|流動的で恒常的な自然の美しさを可視化する現代日本画家・大竹寛子氏の個展

バイリンガル美術情報誌『ONBEAT』は、11月15日(水)〜11月27日(月)の期間、東京・表参道に位置するAFRODE CLINIC(アフロード・クリニック)にて、現代日本画家・大竹寛子氏の個展「Rhizome」 を開催する。

国内外でアート活動を展開し、自然や時代の多様性などを日本画で表現する大竹氏の新作にも注目しよう。

Spiral Vol.10

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現代日本画家・大竹寛子氏の個展を開催

日本の芸術文化を見つめ直し、その魅力を世界へ発信することを目的としてバイリンガル美術情報誌『ONBEAT』を発刊する音美衣杜社は、これまで複数のギャラリーや、全国の百貨店にて展覧会を企画運営してきた。

今回、その活動の一環として最新号『ONBEAT vol.19』の誌面で紹介した大竹寛子氏の最新作を、東京都渋谷区にあるAFRODE CLINICにて展示・販売する。

Mirror-floating instant- Vol.5

Mirror-floating instant- Vol.5

自然の儚さや強さ、美しさを可視化

主に蝶や花をモティーフとして作品制作している大竹氏は、蝶が幼虫から成虫、そして美しい蝶へと成長するように、また花が蕾から花になり、やがて枯れて自然に還るように、流動的であることと恒常的であることが同時に存在する自然の摂理の中に、儚さや強さ、美しさを見出し、それらを可視化しようと試みている。

また、流動的で儚いものを、あるがままに受け入れ、共存しながら精神的な成熟を目指してきたことが、日本人のアイデンティティの一部になっていると考え、異なる文化の共生や部分と全体の共生、伝統と現代の共生など、一見相反する価値感が共生する美を、既成の日本画のカテゴリーを超えて描いている。

離-ri--

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守-shu-

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大竹氏は同展に際し、Rhizome(植物学の用語で「根茎」のこと)をテーマとした新作を制作。“ものごとは多方向に複雑に関係し合っていて、一見バラバラに存在しているものでも、実は見えない地下根茎などで絡み合っている”という世界観を表現した。

大竹寛子氏プロフィール

大竹氏は、2014年東京藝術大学エメラルド賞受賞。2015~2016年文化庁 新進芸術家海外派遣制度によりニューヨークに滞在。2015年 西武池袋本店(東京)、2016年TENRI gallery(ニューヨーク)などにて個展を多数開催している。

さらに2019年ローマ教皇来日に伴い、バチカン市国に作品『Psyche』を寄贈。長年研鑽を積んだ日本画の伝統的な技法を基に、箔や岩絵具を用いて新たな表現を展開し、国内外で広くアート活動を行っている。

Mirror-outside- Vol.2

Mirror-outside- Vol.2

Mirror-floating instant- Vol.7銅面(裏側)

Mirror-floating instant- Vol.7銅面(裏側)

Mirror-floating instant- Vol.6

Mirror-floating instant- Vol.6

世界の多様性と関係性を表現しようと試みた、大竹氏の新たなる世界を体感しよう。

「Rhizome」 Hiroko Otake Solo Exhibition
会期:11月15日(木)〜11月27日(月)
会場:AFRODE CLINIC
所在地:東京都渋谷区神宮前3-5-7 BASE神宮前 B1
時間:13:00〜19:00 ※最終日〜17:00
休館日:火曜日
入館料:無料

ONBEAT公式サイト:https://studio.onbeat.co.jp/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000050250.html

(hachi)

※状況により会期・開館時間が予告なく変更となる場合がある