サウンドファン社は、10月20日(金)より、ステレオアンプを内蔵した新製品「ミライスピーカー・ステレオ」の販売を開始した。
“聞こえ”の課題と向き合った同製品は、同社オンラインショップをはじめとするインターネット通販や家電量販店で購入可能となっている。
「サウンドドリブン人間活性業」として“聞こえ”を改善
サウンドファン社は、特許技術「曲面サウンド」をもって、サウンド領域に新たな価値と可能性を提供する日本発のハードウェアベンチャーだ。
最も大切にしているのは、顧客に寄り添うこと。大手音響メーカー出身のベテラン技術者と、家族や自身の“聞こえ”の課題と向き合った経験のあるメンバーが中心となり、暮らしに潜む“聞こえ“の課題解決に寄与する製品の開発に挑んでいる。
部屋の中のどこにいても音がよく聞こえるスピーカー
同社は、今年創業10周年を迎えた。
創業者の「父親の難聴の悩みを解決したい」という思いと「蓄音機の音は耳の遠い高齢者にも聞こえやすい」という情報をきっかけとして、「ミライスピーカー」を開発。同製品は当初、BtoBで展開しており、空港や銀行などで採用された。
2020年5月に一般家庭向けとして「ミライスピーカー・ホーム」を発売してからは、耳に不自由さを感じている人やその家族などに受け入れられ、現在では累計約20万台を販売している。
シンプルなデザイン
今回販売する「ミライスピーカー・ステレオ」は、内蔵したステレオアンプでテレビの言葉だけでなく、音楽も聞き取りやすくなることと、横置きで無駄のないシンプルなデザインが特徴だ。
さらに、リモコン操作や光デジタルでの入力を可能にした。
同製品のプロトタイプを最初に作製したのは2020年3月。約80パターン以上の曲面形状、振動板素材を試作し、“聞こえ”に悩みを抱えている人たちの協力を得て、3年以上の時間をかけて完成させた。
迫力ある音が楽しめる
同製品は、振動板全体から同時に音が出るので指向性が広く、部屋の中のどこにいても音が聞こえるうえ、声の明瞭度や音声帯域の発音効率が高いため、音量を上げなくてもはっきり聞こえるのが特長だ。
ステレオアンプ内蔵のため、音楽や映画の背景音などの迫力も楽しめる。
また、曲面振動板とドライブユニットのハイブリッド構造のため、位相ずれや遅れがない。
さらに、光端子を追加することで、光デジタルケーブルを使ってテレビと接続させることができ、ノイズや音質劣化が少なくなる。
“音”そのものを変換する新技術「曲面サウンド」
従来のスピーカーの振動板は、円すい形であるのに対して、「ミライスピーカー」の振動板は、平板を湾曲させた形状となっている。この曲面振動板から発せられる曲面サウンドが、広く遠くまでハッキリとした音声を届け、言葉の“聞こえ”に困まっている人をサポートしてくれる。
従来のスピーカーとの“音波”の違い
可視化が難しい音波だが、早稲田大学の協力により、従来のスピーカーとの音波の違いが確認された。
さらに、特有の音波がなぜ生まれるのか、東京都立大学の協力により、振動板の動きからシミュレーション解析を行った。そして、従来のスピーカーとは異なり、高音域において広範囲にしっかりと音を届ける音場がつくられることが確認されている。
聞き取りやすさにこだわったスピーカーで、自宅での映画や音楽鑑賞を楽しもう。
ミライスピーカー・ステレオ
価格:39,600円(税込)
公式サイト:http://soundfun.co.jp/stereo
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000042881.html
(田原昌)