宇留野圭氏の個展「CLEAN ROOM―清潔で空虚なある部屋の物語」をマイナビアートスクエアにて開催中

「MYNAVI ART SQUARE(マイナビアートスクエア 通称:MASQ)」第2回となる展覧会で「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2023 マイナビ ART AWARD」で最優秀賞を受賞したアーティスト・宇留野圭(URUNO KEI)氏の個展「CLEAN ROOM―清潔で空虚なある部屋の物語」を2024年1月20日(土)まで開催する。

注目アーティストである宇留野氏の作品を観に銀座・歌舞伎座タワーへ足を運んでみてはどうだろう。

抽象化され、清潔な、ある部屋の物語

宇留野氏は、生活空間における身近な事象を起点に、空間を構成する断片的要素や部品、機械の構造を用いた立体作品やインスタレーション作品を中心に活動をしている。同展覧会では、「機能化され、無駄の排除された空間」ともいえる「MASQ」を「部屋」のメタファーを用いて捉え直し、空間としての機能を分解し、読み直すことからはじまる。

「部屋」は特定の機能・性質を内包する「とじられた空間」であるとともに、それ自体の表象だけでなく、そこに属する人間やそれを取り巻く社会など様々な状況や状態を表象し、その外に広がる大きな空間、あるいは社会の存在を指し示す「ひらかれた構成要素の一部」であるともいえる。

「CLEAN ROOM―清潔で空虚なある部屋の物語」と題された同展覧会で、宇留野氏はそれらを部品のようにバラバラに分解し、説明書のない機械を組み立てるように、抽象化され、清潔な、ある部屋の物語からその外側の世界を想像することを試みる。

Good Morning(2022)KEI URUNO

Good Morning(2022)KEI URUNO

インスタレーション作品を発表しているアーティスト

宇留野圭氏は、機械部品の鋳造メーカーを経て美術製作をはじめる。有機物と無機物、部分と全体、分解と構築、個人と社会という視点・行為を往復するように制作を行う。部屋や洗面台などの身近な事象をもとに、機械的構造を用いた立体作品や舞台装置のようなインスタレーション作品を発表している。

MYNAVI ART SQARE

MYNAVI ART SQARE

この機会に、「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2023 マイナビ ART AWARD」で最優秀賞を受賞した宇留野氏の個展を楽しみたい。

「CLEAN ROOM―清潔で空虚なある部屋の物語」
開催会期:開催中~2024年1月20日(土)
開館時間:11:00~18:00※日曜・月曜・祝日休館
開催会場:MYNAVI ART SQUARE
所在地:東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー 22F
入場無料
公式サイト:https://artsquare.mynavi.jp/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001855.000002955.html

(角谷良平)