ステンレスの本体を焚き火で熱し、真っ赤になったところでカップに投入する。ジューッという音とともにお茶やコーヒー、アルコールが過熱され、香ばしいアロマが立つ。
そんなユニークなキャンプツール「joule(ジュール)」が登場した。9月29日(金)に関連アイテムとともに発売される。
コーヒーからアルコールにまで使える「joule」
jouleは焚き火で加熱した金属の塊を直接飲料に投入することでカップの中の飲み物を加熱するという、これまでにないアイテムだ。
お茶やコーヒーはもちろん、アルコール類などを加熱するのにも使える。勢いよく燃える焚き火に本体を投入すれば15分ほどで準備完了。
カップ1杯の加熱に必要な時間はたった10秒ほどだ。常に焚き火が側にある冬キャンプなら、jouleを入れっぱなしにしておくことで、すぐに熱々の飲み物を確保できる。
高温になった本体が直接液体を加熱するjouleは、飲料中の糖分を瞬時にカラメル化し、いつもと違った香りを生み出す。
甘口のお酒、スパイスや調味料を入れたホットワイン等に使用すると、飲み慣れた1杯がひと味違う印象に生まれ変わる。
本体はステンレス製でおよそ300g、全長9cmの六角柱。上部の穴は火バサミや専用ピッカーで掴むための形状となっている。
プロ仕様のビアスパイク専用モデル「joule Pro」
一方の「joule Pro(ジュール プロ)」は、棒の先端に鋼球がついたビアスパイク専用モデル。
ビアスパイクとは中世ドイツの鍛冶屋発祥といわれるビールの飲み方で、熱した金属を黒ビール等の糖分が多いビールに入れ、泡を焦がして風味をつける。
液体を温めるのではなく、ビールに浮かぶ泡を狙って焦がすための独特の形状が特徴。黒ビールをはじめ、色の濃いビールは糖分も多い傾向にあり、ビアスパイクにすることで風味の変化を楽しめる。
「ビールを提供する側」をターゲットにしたプロ仕様だが、jouleと同様に飲み物を温めることもでき、ビールやビアスパイクが好きなら一般の人でも活用できるという。
名古屋の紙問屋から生まれたブランド「tougu」
発売する「tougu」は、名古屋発祥の新生ブランドだ。イベント「UNO」の運営メンバーが中心となって立ち上げた。
UNOことURBAN NIGHT OWLは、焚き火とそこから生まれるコミュニケーションにフォーカスした都市型キャンプイベントだ。
名古屋市中区の真宗大谷派名古屋別院(通称:東別院)を本拠地に、「都会の夜のフクロウ」たちがふらりと立ち寄り、焚き火を囲めるイベントを2022年から開催している。
主催しているのは、名古屋市中区で1824年から歴史を紡ぐ老舗和紙問屋「柏彌紙店(かしわやかみてん)」の八代目だ。自らがキャンプ好きなこともあり、紙問屋としての人脈を活かして地方創生に取り組んでいる。
製品に触れられる関連イベントにも注目
中部地方を中心に、jouleを手に取れる関連イベントも予定する。発売日となる9月29日(金)には、前述の東別院にて発売記念イベントを開催。
10月7日(土)~9日(月)には岐阜県で開催される「UNO2023 spin-off at CRAZY KASAMATSU(クレイジーカサマツ)」にて体験会を行う。
11月11日(土)、12日(日)の両日、愛知県国際展示場で行われる「FIELD STYLE JUMBOLEE(フィールドスタイル ジャンボリー)2023」ではUNO&touguブースを出店する。
2024年2月3日(土)、4日(日)には本拠地・東別院で「URBAN NIGHT OWL 2024」を開催する。
700度を超える焚き火の熱を溜め込んだエネルギーの塊、joule。10秒間のエンターテインメントが冬キャンプを真っ赤に彩る。
tougu公式サイト(Comming Soon):https://www.tougu-jp.com
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000129309.html
(SAYA)