「沼津倶楽部」と「茶亭」が同日オープン。有形文化財でモダンチャイニーズを味わう贅沢なひととき

6月14日(水)、宿泊施設「沼津倶楽部」がリニューアルオープン。同日、同施設内のレストラン「茶亭」もオープンした。

「茶亭」では、静岡県出身のシェフ・齋藤宏文氏が監修する四川料理をベースとしたモダンチャイニーズを提供。宿泊者以外でも、同店で昼食および夕食のコースが味わえる。沼津旅行に行った際は、有形文化財である「沼津倶楽部」で食事を楽しんでみては。

歴史ある数寄屋造りのレストラン「茶亭」

「茶亭」の約110年の歴史を持つ数寄屋造りの建物は、茶人であり、建築にも造詣の深かったミツワ石鹸の社長・三輪善兵衛により、全室茶室という造りで建てられた。

内部は洒落た和室、京都より移築された三畳台目の茶席、和洋折衷の洋間などで構成されている。

「ゴ・エ・ミヨ」で受賞したシェフ

今回、同店のメニューを監修する齋藤宏文氏は、四川料理の巨匠・陳健一さんの「赤坂四川飯店」にて12年修業。鎌倉に「イチリン ハナレ」を開店し、有楽町に中華とスペイン料理を掛け合わせた「TexturA(テクストゥーラ)」を開業した。

齋藤氏は、レストランガイド「ゴ・エ・ミヨ」において、2021年・2022年と連続して3トックを獲得しているほか、2021年には「明日のグランシェフ賞」も受賞している。

山と海に囲まれた静岡を味わうコース料理

同店の料理は、山と海に囲まれた自然豊かな静岡の素材を活用し、豪快かつ繊細に仕上げた“沼津”が味わえる。「分解と再構築」をテーマに掲げ、馴染みのある料理の良い部分は残しながら、新たな要素を入れて構築する齋藤氏ならではの、シンプルに素材の味を楽しめるコースだという。

「季節のお任せコース」のランチコースは7,500円、ディナーコースは15,000円となる。

静岡の素材を活用したメニュー

コース料理の内容を一部紹介しよう。

「牡丹海老」は、味噌まで美味しく食べられる牡丹海老を厳選。アルコールを飛ばさずに紹興酒につけた、酔っ払い海老のような一品だ。

「よだれ鶏」は、「イチリン ハナレ」のスペシャリテである、よだれ鶏の3段活用が楽しめる。

肉質が柔らかい静岡県産の美味鶏は、コクと甘みが強いのが特徴だ。「よだれ鶏」を食べた残りの黒酢と自家製のラー油で作ったたれに、餃子と齋藤シェフオリジナルの配合で製麺した山椒麺をつけて、3段階で楽しもう。

「焼豚 静岡山葵」には、乳酸菌を与えた肉質がとても柔らかい静岡県産の豚肉を使用。強火で焼き、外はパリパリ、中はジューシーに仕上げた。

「ふかひれ」は、最高級の品質であるヨシキリザメのふかひれを柔らかくなるまで蒸している。スープは、美味鶏を含む国産の鶏の骨を6〜7時間煮込んだ濃厚な白湯スープだ。

静岡らしいビバレッジメニュー

同店のワインは、パリ発祥・国内30年の歴史を誇るワインスクールである「アカデミー・デュ・ヴァン」がセレクトする、クラシカルなワインからナチュラルワインまで集めたもの。紹興酒は年代別、味わい別にラインナップしている。

また、静岡のお茶を使った「沼津倶楽部」オリジナルカクテルや、県内のブルワリーのビールやこだわりのお茶も楽しめる。

ここでしか味わえない、特別なメニューを楽しもう。

沼津倶楽部 茶亭
所在地: 静岡県沼津市千本郷林1907-8
レストラン営業時間:7:00〜10:00(宿泊者限定)、11:30〜15:00、17:30〜22:00
公式サイト:https://numazu-club.com/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000047.000074146.html

(田原昌)

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