6月に入って気温もだんだんと高くなり、夏の暑さを感じるようになってきた。
季節の移ろいに合わせ、奥湯河原温泉にある宿「海石榴(つばき)」は、旬の味覚をふんだんに使用した夏の献立に内容を一新した。見た目も涼しげな品々に癒され、安らげる時間を過ごせるはずだ。
奥湯河原にある数寄屋造りの小さな宿「海石榴」
「海石榴」は、箱根にほど近い、山懐に抱かれた静かな奥湯河原に生まれた数寄屋造りの小さな宿だ。奥深く静かな奥湯河原の自然を写す池を囲む洗練されたたたずまいのなか、心尽くしの料理とやわらかいお湯が楽しめる。
同旅館は、湯河原に縁深い花木である「椿」の古語、「海石榴」をあて、屋号とした。また、各部屋の呼び名もすべて椿の品種にちなんだものとしている。
涼しげな夏の献立の題目は「奥湯河原の納涼」
夏の献立「奥湯河原の納涼」は、敷地内を流れる川「辰沢」を題材にしている。箱根外輪山にかかる雨霧や天空を覆う山紅葉、時の移り変わりを感じさせる、木々をすり抜ける風の音といった五感を心地よく感じさせてくれるという。
食前酒の「辰沢の夕涼み」は、色鮮やかなブルーキュラソーを使用することで、辰沢のせせらぎを表現している。
オレンジの爽やかな味が広がるブルーキュラソーとキウイフルーツにより、見た目も味も涼しく感じながら楽しめる。
前菜には、鳥取県産の「大山地鶏の燻製」や、北海道産「白バイ貝生姜煮」、徳島県産「鱧(はも)寿司」など9品を用意。中でもおすすめは「オクラと蒪菜(じゅんさい)のすり流し」だ。
夏が旬であるオクラと蒪菜には、夏バテ防止やむくみによるだるさ軽減などの効果がある。それらを料理長自慢の出汁でのばし、すり流しにすることで、食材そのものが味わえる。
また、ガラスの器越しに見える鮮やかな緑色は、奥湯河原の爽やかな景色を彷彿とさせるものだ。
焼物は「鮎の塩焼き」。「清流の女王」とも呼ばれている「鮎」を、絶妙な塩加減と香ばしさが感じられる焼き加減で用意する。誰もが虜になるほどの絶品だ。
そして、献立のメインは「米沢牛の冷しゃぶと焼き野菜」だ。
常に牛肉格付けランキングに入っている米沢牛は、しゃぶしゃぶにすることで、まるで口の中で溶けてしまうかのような柔らかい食感を堪能できること間違いなし。料理長特製の「ごまだれ」と「玉葱だれ」で味わおう。
また、冷しゃぶに合わせて南瓜やアスパラガス、ヤングコーンといった夏が旬の野菜は火を通して提供。野菜を加熱することで、身体が冷えにくくなるように工夫したという。
梅雨や夏などで疲れた体を癒しに、奥湯河原の納涼を堪能してほしい。
海石榴
所在地:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上776
公式サイト:https://www.tubaki.net/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000747.000019483.html
(田原昌)