DESCENTE(デサント)社が、「ポロシャツは襟が命」という信念のもと、競技ウェアで培った技術を活かし、ポロシャツの襟の美しさにこだわった独自技術を開発した。
断面の露出やはがれにくさを解決した「ORI-ERI️(折り襟)」と、自然な襟の開き具合を追求した「Terraced Pattern(テラスパターン)」の2つの技術を取り入れたポロシャツを発売。「デサント」「ルコックスポルティフ」「マンシングウェア」の3ブランドで順次販売中だ。
デサントの革新的技術「ORI-ERI️」
動きやすく、洗濯等の手入れもしやすいため、ゴルフをはじめスポーツシーンでは外せないアイテムであるポロシャツ。そしてポロシャツの印象は襟の美しさに左右される。
そこでデサントが2018年に大阪府・茨木市に開設したスポーツアパレルの研究開発拠点「DISC OSAKA」では、“ポロシャツは襟が命”プロジェクトを立ち上げ、見た目に美しく、かつ、その美しさが長持ちする襟にこだわり開発を進めてきた。
スタイリッシュな襟の印象を作り出すのに必要な接着縫製技術を採用する際の課題であった断面の露出、はがれやすさを解決した「ORI-ERI️」。前立て部と身頃の段差を減らし、自然に美しい襟の開き具合になるようにこだわった設計の「Terraced Pattern」。
この2つの技術はいずれもスキーや競泳など、競技ウェア開発で長年培ってきたノウハウを持つデサントだからこそできた技術である。
レーザーで裁断し、接着縫製で仕上げた襟は、縫い目がなくスマートな印象になる。しかし、裁断面が焦げてしまったり、洗濯を繰り返したりするうちに剥がれてしまう課題があったという。
これらを解消するために模索する中、開発担当者が発想を転換して生み出したのが、裁断して貼り合わせるのではなく、型紙を工夫して「折って襟の形を作る」という方法である。
これが「ORI-ERI️」の基となる考えで、襟パーツを折りたたみ接着すること裁断面が露出しないため、焦げや変色を気にする必要は無い。また、1枚の生地を折っているので剥がれる心配も無くなった。
なお、「ORI-ERI️」は、国内トップクラスの接着縫製機器数を所有し、確かな接着縫製技術と品位品質に高い意識を持つデサントの国内自社工場で作られている。
美しい襟カーブを実現する「Terraced Pattern」
2つ目が、襟の見返し部分の厚さを段差設計にするという発想だ。
前立て部には、前立ての表裏、シャツ本体の折り返しなど複数の生地が重なっている。そのため厚みが出てしまうが、前立て部を構成する生地の端部をずらし段差をつけることで、厚みの差を軽減したのが「Terraced Pattern」である。これにより前立て部の適度な重量感で襟の開き角度を調整し、美しいカーブバランスを実現した。
「1:1.618」という比率は黄金比と呼ばれており、この比率の長方形内に最も大きくできる正方形の角を結んでできた螺旋は「黄金螺旋」とされ、古くから美術品にも採用されている。「Terraced Pattern」はこの「黄金螺旋」を襟の前立て部で実現した。
襟が美しい状態で長く着用し続けられることから、オンオフ問わず使えるアイテムとなっている。
デサントジャパン:https://store.descente.co.jp/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000226.000035942.html
(akihiro takeji)