オフィス麦野が運営する流体機械式高級時計ブランド「HYT」が、2023年の世界最大級の時計の見本市「Watches and Wonders」で発表した新作をついに発売。
「コニカル・トゥールビヨン」より、初となるトゥールビヨン「ブラック・エクリプス」と、ハストロイド・コレクションの新作「レインボー」が発売される。
いずれも“宇宙”を時計の中に閉じ込めたような、魅力的な腕時計。流通数が限られたかなり希少な品だけに、愛好家からも強く注目されている。
「腕時計の宇宙船」がテーマの「ブラック・エクリプス」
「ブラック・エクリプス」は、“今世紀最高の時計師”との呼び声高いエリック・クードレイ氏と同ブランドが、「腕時計の宇宙船」をコンセプトに共同開発した時計。
レトログラード・フルイド時刻表示と、本体の中心部に搭載されたトゥールビヨンの回転によって作り出される二重運動効果により、新しい惑星生命の誕生を象徴する。
宇宙をテーマとした同モデルには、惑星を想起させる球体がトゥールビヨンを囲うように3つ存在する。1つ目は1分に時計回りに4回転、2つ目は1分に5回転、3つ目は1分に6回転する仕様だ。
さらにブランドの他のモデルと同様、流体機械式ムーブメントを搭載。耐熱性・強度・流体制御技術・時刻表示の正確性に大きな影響を持つ「カム」を有している他、6つの世界特許技術により、これまでの流体機械式ムーブメントの弱点であった温度と気圧の影響を見事に克服し、堅牢性をアップさせた。
ハストロイド・コレクションの新作「レインボー」
宇宙船をモチーフとしたデザインと、流体を使った時刻表現をベーシックに体現した「ハストロイド・コレクション」。宇宙工学、医療技術、マイクロメカニクスが融合を果たした“メカフルイド技術”を結集した傑作時計だ。
毎時正確な時針表示を行うために、同ブランドでは新たな流体モジュールとキャリバーを開発。キャリバーの心臓部には13枚のブレードで構成された大きな「カム」機構が備わっており、時刻表示の精度を高めている。
流体モジュールは、キャリバーが可動式金属器(ベロー)を押し込むことによって、流体(リキッド)が6時位置から押し出され、毛細管(キャピラリー)の中に注入される仕組み。流体(リキッド)がインデックスをぐるっと一周し、反対側の6時位置まで注入されると、キャリバーがベローをリリースし、レトログラード式に流体が逆行して、60秒かけて元に戻る。
新作「レインボー」は、ケースとムーブメントにサンドブラスト&サテン仕上げが施されたモデル。文字盤は真鍮製ブラック&レインボーコーティング、キャピラリーのリキッドカラーはブラックで、創造的な配色とシックな時刻表示が共に時を奏でる。
“流体機械式”という他にない特徴を持つHYTの腕時計。一流の大人のステータス・シンボルであることは間違いなさそうだ。
オフィス麦野公式サイト:https://www.officemugino.com/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000083993.html
(IKKI)