「マーク ジェイコブス」が手がける渋谷のブックストア「BOOKMARC(ブックマーク)」では、4月21日(金)~30日(日)の期間、写真家シーラ・ロック氏の2冊の写真集から厳選したプリントの写真展「Sheila Rock “ENGLISH SOUND REVOLUTION” Photo Exhibition」を開催する。
また、4月21日(金)には、オープニング・レセプションを開催。同氏とPORIN氏をゲストに迎えてトークイベントを実施する予定だ。
彼女が切り取った70年代後半~80年代ロンドンの音楽シーンからは、伝説的アーティストのエネルギーやライブハウスの熱気を感じられるはずだ。
70~80年代のロンドン音楽史を見つめたシーラ・ロック氏
シーラ・ロック氏は、1970年よりロンドンで活動しているアメリカ人女性フォトグラファー。1979年からエンターテインメント・音楽界の写真で成功を収めている。
これまで、スティング氏、ポール・ウェラー氏、エンヤ氏など、数々のアーティストを撮影。1980年代には、音楽雑誌『フェイス・マガジン』にて多くの名作を残し、また『エル』『グラマー』『テレグラフ・マガジン』などさまざまなメディアに作品が掲載された。
激動の時代を象徴する作品を展示、店頭外販売も
今回は、同氏の2冊の写真集『YOUNG PUNKS』(2020、英Omnibus Press)および『80s SOUND AND VISION』(2022、英Frances Lincoln)から厳選したプリントを展示する。
ザ・クラッシュ、スージー・スーなどのアーティストのスナップやポートレートから、パンクス、モッズ、ニューロマンティック、ゴスといった各トライブ、Billy’sやBlitzなどのライブハウスのカットをフィーチャーする。
展示写真の販売数・販売価格は未定だが、4月21日(金)12:00より、店頭以外での販売方法として電話・メールによる商品・展示作品の販売も開始。なお、地域別・国別で料金は変動し、送料・決済手数料は各自負担となる。
オープニング・レセプション&トークイベント
4月21日(金)19:00より、オープニング・レセプションを開催する。
日本における英国の文化情報を伝える「British Culture in Japan」の油納将志氏をモデレーターに据え、シーラ・ロック氏とPORIN氏をゲストに迎えてトークイベントを展開する。
PORIN氏は、メンバーの幅広いルーツをMIXした音楽性を持つ「Awesome City Club(オーサムシティクラブ)」のメンバー。
2021年には、映画『花束みたいな恋をした』に本人役で出演し、映画のインスパイアソング「勿忘」が各配信サイトで上位にランクインし続け、関連動画を含めると11億回を超える再生数を記録した。
同年末には、第63回日本レコード大賞にて「優秀作品賞」を受賞。第72回NHK紅白歌合戦への初出場を果たした。
このほか、アパレルブランド「yarden」の立ち上げや、ソロプロジェクト「Pii(ピィ)」など、幅広く活動している。
時代の生のエネルギーを捉えた2冊の写真集
パンクの黎明期を捉えた『YOUNG PUNKS』
『YOUNG PUNKS』(5,830円)は、1970年代が終わりを告げ、音楽・ファッション・スタンスの変化が衝突してパンクが形成された時代を映し出す。その衝撃的な若者たちのムーブメントの中心にいた彼女は、初期の無邪気さ、DIYファッションのエトス、パンクの生のエネルギーを完璧に捉え、作品として残した。
『80s SOUND AND VISION』
『80s SOUND AND VISION』(6,160円)は、ファッションと音楽を通して、80年代の生のエネルギー、創造性、華やかさを捉え、忘れられない10年間を定義する本だ。
同書は、彼女がロンドン・LA・東京などで目の当たりにした時代を見る者をダイレクトに伝える。そこには、80年代を自分たちのものにしたアーティスト・デザイナー・スタイリスト・モデル・パフォーマーたちが、集結している。
同展を通じて、当時のロンドンの“あつさ”を感じてみては。
Sheila Rock “ENGLISH SOUND REVOLUTION” Photo Exhibition
会期:4月21日(金)~30日(日)
会場:BOOKMARC
所在地:東京都渋谷区神宮前4-26-14
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000433.000002922.html
(Higuchi)
※価格はすべて税込