ロサンゼルスを拠点に活動する陶芸家のアダム・シルヴァーマン氏の陶芸作品やドローイング作品20点以上を展示する「Adam Silverman ceramics, drawings and printed things: 1998-2023」が開催。
会場はGINZA SIX 6階にある「銀座 蔦屋書店」で、4月22日(土)から5月12日(金)まで開催。開催初日より作品の販売も行われる。
大地から採掘された鉱物のような味わいと洗練のかたち
アダム・シルヴァーマン氏は、1963年ニューヨーク生まれ。
建築とアートを学んだのち、カリフォルニアに移住。陶芸家としての活動は2002年より開始し、ヒース・セラミックスのスタジオ・ディレクターを経て、現在はカリフォルニアにある自身のスタジオを拠点に制作活動を続けている。
アダム・シルヴァーマン氏の陶芸作品は、溶岩や卵、惑星のようなごつごつとした肌触りで、まるで大地から掘り出されたような味わいを感じさせる。
大学で建築とアートを学び、90年代に世界中のストリートカルチャーを席巻したファッションブランド「X-LARGE」を創設した経歴なども作品の存在感に影響していると言えるだろう。
2009年にロサンゼルス現代美術館で行われた建築家ナーダー・テラーニ氏とのコラボレーション「BOOLEAN VALLEY」、2012年、テキサス・キンベル美術館での「Reverse Archaeology」、2013年、カリフォルニア・ラグナ美術館での「Clay and Space」などをはじめ、アメリカを中心に精力的に個展を開催。
作品はロサンゼルス・カウンティ美術館、テキサス州ダラスのナッシャー彫刻美術館、イスラエル美術館などにも収蔵されている。
同氏は、ル・コルビュジエやルイス・カーン、カルロ・スカルパ、安藤忠雄氏らに影響を受けながら、現代的な視点で創作を続け、2005年には益子を訪れて日本の伝統的な技法を吸収している。
本作品展では、1998年制作の初期作品から2022年に制作された近年の作品まで、陶芸作品・平面作品ともに20点以上を展示。世界各地で活動する陶芸家の変遷を感じることができる絶好の機会だ。
展示作品は、銀座 蔦屋書店店頭、アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」で4月22日(土)10時30分より販売を開始する*。ファンやコレクターには見逃せない。
また、同展示と関連して、アダム・シルヴァーマン「Umi no Tsubo 海のつぼ」が、4月28日(金)まで小山登美夫ギャラリー天王洲(11:00~18:00・日月祝休)にて開かれている。
本を介してアートと⽇本⽂化と暮らしをつなぎ、「アートのある暮らし」を提案する銀座 蔦屋書店で、アダム・シルヴァーマンの世界を体感しよう。
アダム・シルヴァーマン作品展「Adam Silverman ceramics, drawings and printed things: 1998-2023」
会場:銀座 蔦屋書店スターバックス前、インフォメーションカウンター前
住所:東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F
会期:4月22日(土)~5月12日(金)※最終日は17時閉場
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/32766-1627420331.html
作品販売:https://oil.bijutsutecho.com/gallery/730
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000539.000058854.html
(MK)
*作品はプレセールスの状況により展覧会会期開始前に販売が終了することもあり