3月から東京都写真美術館で開催中の「土門拳の古寺巡礼」展が、多くの人を魅了している。
5月14日(日)の閉幕を前に、4月15日(土)と5月6日(土)、2人の内弟子が貴重な体験を語る関連イベントが開催される。すでに来場した人にとっても興味深い内容だ。
内弟子が語る「古寺巡礼」撮影裏話
写真家・土門拳には、自称を含めて全国各地に多くの弟子がいたという。そのうち、寝食をともにし、土門から給料が支払われた「内弟子」は5人だけだった。
今回企画されたトークイベントでは、「古寺巡礼」の撮影助手を務めた2番目と3番目の内弟子が招かれ、当時のスナップ写真を見ながら「古寺巡礼」の撮影裏話や土門拳との思い出など、内弟子しか知り得ない貴重な体験を語る。
4月15日(土)開催の“記念講演会 土門の撮影助手・藤森武が語る「土門拳と古寺巡礼」”では、写真家であり土門拳記念館理事の藤森武氏を招く。土門拳の2番目の内弟子であった人物だ。
5月6日(土)に行われる“特別対談 内弟子が語る「古寺巡礼」”では、先述の藤森武氏と、同じく写真家で土門拳記念館理事である堤勝雄氏を招き、土門拳記念館学芸員の田中耕太郎氏がモデレーターを務める。堤勝雄氏は土門拳の3番目の内弟子であった。
会場はいずれも東京都写真美術館1階ホールで、参加は無料だが入場時に「土門拳の古寺巡礼」展の半券の提示が必須となる。
当日先着順の180名定員で、当日10時より1階総合受付にて整理券を配布する。座席は自由で、整理券の番号順に入場する。
NHK Eテレ「日曜美術館 アートシーン」でも放送
加えて4月9日(日)9時45分~10時00分放送予定のNHK Eテレ「日曜美術館 アートシーン」で本展を取り上げる。4月16日(日)20時45分~21時00分には再放送を予定する。
「土門拳の古寺巡礼」本展の来場にはオンライン日時指定予約が推奨されているほか、会場混雑時には入場の待ち時間が発生する場合がある。
諸般の事情により内容を変更する場合があるため、最新情報は東京都写真美術館ホームページまたは主催のクレヴィスホームページで確認してほしい。
すでに来場した人の再訪はもちろん、初めての人にも素晴らしい機会になるはずだ。
「土門拳の古寺巡礼」
期間:開催中~5月14日(日)
会場:東京都写真美術館 地下1階展示室
所在地:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
時間:10時~18時(木・金曜日は20時まで開館) ※入館は閉館時間の30分前まで
休館日:毎週月曜日 ※5月1日(月)を除く
料金:一般1,100円(同館の映画鑑賞券提示者、各種カード会員は880円)
東京都写真美術館ホームページ:https://topmuseum.jp/
クレヴィスホームページ:https://crevis.co.jp/
記念講演会 土門の撮影助手・藤森武が語る「土門拳と古寺巡礼」
日時:4月15日(土)14時00分~15時30分(開場13時30分)
特別対談 内弟子が語る「古寺巡礼」
日時:5月6日(土)14時00分~15時30分(開場13時30分)
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000090.000006149.html
(SAYA)
※関連イベントは当日先着順で、当日10時より1階総合受付にて整理券を配布する
※関連イベントの参加には「土門拳の古寺巡礼」展の半券の提示が必要となる