築110年の造り酒屋を改装したゲストハウス「古民家 江口屋」の敷地内に、クラフトビールの醸造所「江口屋醸造所」が新たにオープンした。
フルーツの名産地でもある茨城県らしい、爽やかですっきりとしたクラフトビールは、花見やBBQなどのアウトドアシーンにもマッチするだろう。
目指すのは“地域密着型のコミュニティ・ブルワリー”
「江口屋」という屋号は、寛政年間(1790年頃)に農業・酒造業を創業したもとの家(菅澤家)をルーツとする。当時の酒造りは、裏庭の井戸水を使用し、新潟から杜氏を呼んで醸造していたという。
そして今年2月、かつて造り酒屋だった古民家の蔵を改修し、約70年ぶりに醸造を再開した「江口屋醸造所」が目指すのは、地域密着型のコミュニティ・ブルワリーだ。
具体的には、果物や野菜などの副原料を試したり、ゲストハウスを訪れた⼈と⼀緒に収穫した農作物を使ったビールを作ったり。訪れた⼈や関わっている⼈の思いが混じり合う、「風と土」を感じるビールを探求している。
まずは、江口屋伝統のラベルを復刻した「澤乃不二 SAWA NO FUJI」をリリース。4月下旬には、「霞ヶ浦ゆずエール KASUMIGAURA YUZU ALE」が続く予定だ。
澤乃不二 SAWA NO FUJI
「澤乃不二 SAWA NO FUJI」は、アイダホ7をビタリングとしてふんだんに使い、スッキリとした味わいに仕上げたペールエール。
ラベルは、造り酒屋時代に扱っていた日本酒「澤乃不二」のラベルを現代風に復刻しつつ、未来を切り拓くという意味の「継往開来(けいおうかいらい)」という文字印が加えられている。
霞ヶ浦ゆずエール KASUMIGAURA YUZU ALE
「霞ヶ浦ゆずエール KASUMIGAURA YUZU ALE」は、かすみがうら市で育った柚子を使用し、爽やかな香りと柔らかく飲みやすい味わいを特徴とするベルジャンホワイト。
一般的なベルジャンホワイトはオレンジピールやコリアンダーを使用しているが、同ビールでは柚子の黄色い皮の部分のみを丁寧に手作業で剥き、爽やかで日本らしさを感じられるビールに仕立てている。
伝統と未来をつなぐ「江口屋醸造所」の自信作を試して、奥深きクラフトビールの世界をさらに広げてみるのも悪くないだろう。
江口屋醸造所
所在地:茨城県かすみがうら市坂895番地1 ゲストハウス「古民家 江口屋」敷地内
アクセス:JR常磐道「神立駅」より車で20分、常磐線自動車道「土浦北IC」「千代田石岡IC」より約30分
公式オンラインショップ:https://shop.eguchiyabrewing.com/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000034874.html
(zlatan)
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