クリエイティブ・ディレクターのTOM KORS氏が手掛けるアパレルブランド「TOM KORS（トムコーズ）」は、これまでにLVMHプライズなどのファッションプライズをはじめとする数多くの賞を“未受賞”してきた。

それだけではない。パリコレクション、ミラノコレクション、ニューヨークコレクション、ロンドンコレクションなどの世界的なコレクションには“非参加”だ。

そんな遊び心たっぷりの彼による同ブランドの初コレクションが、世界に先駆けて日本で先行販売されている。“反抗的な”ブランドコンセプトを持つ同ブランドの商品を、手にとってみてほしい。

“永遠に反抗し続けるブランド”TOM KORS

謎に包まれたクリエイティブ・ディレクターであるTOM KORS氏は、今回彼の名前を冠した「TOM KORS」という名のブランドを立ち上げ、無事にローンチさせた。同氏がブランドを立ち上げることになったきっかけは、「全身をハイブランドで揃える人は洒脱さが皆無」だと感じたからだという。

同氏によると、本来いい服を着ることは富裕層のステータスのためではなく、マスターピースはそんなに頻繁に生まれるものでない。そのような現状に反抗するため、同ブランドが誕生することとなった。

服に着られるのではなく着こなしたり、ハイブランドだから買うのではなく、仕立てがよく意思のあるブランドを身にまとったりして欲しいという思いを大切にしている。

小技が効いたアイテムの数々

安いインフルエンサーや薄いマーケティングは使用しないと堂々と宣言している同ブランドの商品は、いずれもファッショナブルでありながら着心地の良さなども追求されている。

チャコールグレーのカラーリングが特徴的な「ISSACS JACKET／PANTS」はかっちりとした形でありながらも、パンツのサイドにラインが入っていたり、ポケットにジップが付いていたりと遊び心抜群。それでいて、どこかリラクシーな雰囲気が漂う。

春らしいペールブルーのカラーリングが目を引く「JAMMYS JACKET／PANTS」も、「ISAACS」と同様、かっちりとしすぎない雰囲気が魅力的だ。

「UHURU JACKET／PANTS」は定番の黒いカラーリングで、どのようなシーンでも使いやすいだろう。

これまでにないコンセプトのもと誕生した「TOM KORS」の服は、いずれも時代に左右されない魅力的なデザインだ。

TOM KORS 公式サイト：https://tomkors.live/

（kyoko.）