1960年代レーシングカーをインスピレーション源にした、レペの高級カークロック「Time Fast II」

レーシングカーがスイスのクロックメイキングと出逢う。

東京・日本橋を拠点に海外時計を販売する「ムラキ」が、高級クロックブランド「L’EPEE(レペ)」の新作「Time Fast(タイムファスト)II」をリリースした。

「タイムファスト」の系譜を受け継ぐ新コレクション

今回誕生したのは、レペの「タイムファスト」を進化させた「タイムファストII」。

各8,580,000円(税込)

タイムファストII 各8,580,000円(税込)

2019年に登場したレペの「タイムファスト」は、ヴィンテージのレーシングカーにインスパイアされたコレクション。曲線的で滑らかなスタイリングと、ブランドのラグジュアリークロックの技術が融合したデザインで人気を得ている。

「タイムファストII」は、長距離カーレースの黄金期を迎えた1960年代の二人乗りレーシングカーをイメージ。2つのムーブメント(時刻表示と機械操作)を搭載した、「タイムファスト」に継ぐコレクションだ。

1960年代のレーシングカーをイメージしたアルミボディ

「タイムファストII」は、本物のレーシングカーのようなH型シャーシにボディを搭載。このボディは、1960年代のレーシングカーと同じアルミで作られている。

当時のアルミは、現代のカーボンファイバーのようなハイテクの素材で、優れた軽量性、制動距離の短さ、コーナリングの速さなど、スポーツカーに求められる要素を備えていた。

3本スポークのステアリングホイールは、実車同様のデザインで丁寧に作り込まれ、タイヤには厳選された発砲コンパウンドを採用。地面と接触した際の実車のタイヤの変形を再現している。

2つの独立ムーブメントを搭載

前述の通り、「タイムファストII」には2つのムーブメントが搭載されている点も特徴。このムーブメントはそれぞれ独立した駆動装置となっている。

1つのムーブメントはコックピットに搭載されており、時刻を表示。エンジン上部にあるデュアルキャブレターのフィルターに取り付けられたステンレススティール製ディスクが回転して、時・分を表示する。

ムーブメントは8日巻で、運転席のヘルメットの中にある2.5ヘルツの脱進機によって制御され、助手席のシートから見えるメインスプリングを動力源に。

もう1つのムーブメントはエンジンの動力に使用。ダッシュボードのキーを回すとエンジンが始動し、V8エンジンのピストンが上下する。

運転席のギアレバーで簡単操作

操作も簡単。運転席にある手動のギアレバーで、時間表示用ムーブメントの巻き上げ、エンジン回転用ムーブメントの巻き上げ、またはニュートラルのいずれかを選択できる。

ギアチェンジを選択し、タイヤを後方に引き戻すことで、巻き上げを行うことが可能だ。

レーシングカー好きにとっても、また時計好きにとってもたまらない逸品と言えそうだ。

コレクション詳細ページ:https://muraki-clock-gallery.com/brand/l_epee/cat/time-fast-ii/

ムラキ ショールーム
所在地:東京都中央区日本橋3丁目9-10
営業時間:10時~17時30分
定休日:土日祝日
公式ページ:https://muraki-clock-gallery.com/showroom/
※来店時は要事前予約

(IKKI)