宿泊施設や地域経済の活性化と再生支援を行うソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ社が、同社初となる温泉宿「ホテル桜」を2023年春に開業する。
日本三大美肌の湯である佐賀県嬉野市の嬉野温泉に所在する既存施設をリブランド。同温泉の情緒とモダンが融合した個性ある温泉宿が誕生する。
嬉野温泉の街の魅力と伝統に、現代的な感覚をプラス
嬉野温泉は、奈良時代初期に編纂されたとされる「肥前国風土記」に記載されるほどの古い歴史をもち、長崎街道の宿場町として栄えた江戸時代の頃から歓楽温泉として知られている。
庶民の生活と共に発展する中で、「嬉野茶」や「肥前吉田焼」などの伝統文化が息づき、レトロな雰囲気が残る街並みも魅力的な温泉街だ。
その嬉野温泉の地に、オープンする「ホテル桜」は、嬉野温泉の街の魅力と伝統に、現代の感覚を取り入れた個性あるモダンな空間。熟年世代にとっては懐かしく、若い世代にとっては新しい、あらゆる世代の人にときめきを感じてもらえる温泉宿を目指す。
客室数55室。名湯を使った温泉湯豆腐にも舌鼓
嬉野温泉はナトリウムが非常に多く含まれた重曹泉で、ぬめりのある泉質が特徴。入浴すると、肌の角質が滑らかになり、水々しい肌へと生まれ変われることから、“日本三大美肌の湯”にも選ばれている。
また、飲用にも適しているとされ、温泉を使って炊く温泉湯豆腐は嬉野を代表する名物だ。
「ホテル桜」では、嬉野温泉の魅力を最大限に楽しめる空間を提供するため、最上階の大浴場をはじめとした大規模なリニューアルを実施。
大浴場の内風呂には、男湯と女湯ともに、歓楽街として栄えていた嬉野をイメージしたカラフルで華やかなタイルアートを施している。古の嬉野温泉の情景を現代風にアレンジしたアート作品を眺めながら、“日本三大美肌の湯”を堪能できる。
ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ社は、国内64か所、海外1か所、9,677室のホテル宿泊部門および売店部門・料飲部門・大浴場・スパの運営、フランチャイズ運営などの事業を展開。
ホテル宿泊施設においては、「雨庵 金沢」「ザ・スクエアホテル」「ホテル・アンドルームス」「ロワジール」「ロイヤルパインズホテル浦和」「チサン」など17のホテルブランドを所有している。
同社が手がける新しい温泉宿に期待したい。
嬉野温泉「ホテル桜」
所在地:佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙1021
公式サイト:https://www.solarehotels.co.jp
(MK)