トレンド感がありながら、落ち着いた雰囲気を演出できる“レトロ時計”。若者を中心に盛り上がっているレトロブームの影響もあり、味のあるテイストのアイテムが増えている。
今回は、レトロテイストかつ大人の男性におすすめの、スーツから普段着まで幅広いスタイルにあう腕時計5本を紹介する。おしゃれなデザインの腕時計を探している人は要チェックだ。
レトロ感満載。シチズンのゴールドカラーのサーモセンサー
今年2月に、「シチズン」より発売されたのが、レトロ感あふれるゴールドカラーの腕時計「サーモセンサー」。2021年にデビューした「シチズンコレクション レコードレーベル」の2周年を記念して作られた、限定500本のアイテムだ。
1982年に世界で初めて“温度計測機能を搭載したコンビネーションウオッチ”として登場した「サーモセンサー」。同商品は、その初代「サーモセンサー」のゴールドカラーを現代風にアップデートした。
もともとは黒ベースだった文字盤を茶ベースに変更し、まるで経年変化したようなカラーリングを再現。優しい雰囲気かつ、ゴールドがより魅力的に映える配色となっている。
プレス加工したバンドの飾り穴は、レトロフューチャーな雰囲気を演出。裏ぶたには、デビュー当時のフォントを再現したオリジナルロゴを刻印。こちらは限定モデルだけの特別仕様だ。
1982年当時の雰囲気を残しつつも、配色やデザインから新しさを感じる同商品。レトロスタイルからモダンファッションまで幅広くマッチするだろう。
シチズンコレクション レコードレーベル サーモセンサー 限定モデル
価格:37,400円(税込)
販売WEBサイト(公式):https://citizen.jp/shop/collection/g/gJG2122-60W/
回転ディスク式腕時計をアップデートした「ミリメトロ4」
イタリアの時計ブランド「トリフォグリオ イタリア」の「ミリメトロ」シリーズは、1970年代から80年代にかけて人気を博した「回転ディスク式腕時計」を元に、当時の感覚を大切にしながらリデザインを施したもの。
「ミリメトロ 4」は、同シリーズより昨年11月に発売されたモデルだ。
針を使用しない回転ディスク式腕時計。文字盤は3層構造の回転するディスクで作られており、一番外側が「時間」、その内側が「分」、そしてセンターが「秒」を表す。
現在の時刻は、12時の位置にある赤い線に揃った数字を見ることでわかる。
ケースは、旧モデルのラウンド型デザインから、直線と曲線のエッジが効いたベゼルと、厚みと長さのあるラグによる精悍なデザインに変更。ムーブメントは日本製の「SEIKO Cal.NH35 」を使用している。
ストラップはカーフレザー、ヌバックレザー、ステンレスメッシュの3種。文字盤カラーは、ブラック、ヴィンテージホワイト、ホワイト、ブラック&ホワイトの4種がある。
ユニークな回転ディスク式腕時計は、個性的なデザインが好きな人にもおすすめだ。
トリフォグリオイタリア ミリメトロ 4
価格:レザー/63,800円(税込)、ステンレスメッシュ/70,400円(税込)
販売WEBサイト(公式):https://gadget-japan.com/brands/trifoglio-millimetro4/
レトロで現代的なパイロットウォッチ「AERO WORLDTIMER」
パイロットウォッチ好きは、昨年10月に発売された「UNDONE(アンダーン)」の「AERO WORLDTIMER(エアロ・ワールドタイマー)」のチェックを。
「ワールドタイマーウォッチ」は、1930年に時計師ルイ・コティエ氏によって発明されて以降、多くのアイテムが作られてきた。同商品は、そんな歴史に敬意を表しながら、現代のファッションにマッチする「ワールドタイマーウォッチ」を目指して作られたものだ。
コインエッジベゼル*には、12都市のタイムゾーンがわかるワールドタイマーが刻まれており、回転させることで世界各都市の現在時刻を簡単に把握できる。
赤色に染められたベゼルロックはアルマイト仕上げにより耐久性が高められ、ダイバーズウォッチのようにしっかりとベゼルを固定できる。
素材やカラーの組み合わせが異なる3種から選べる同商品。どれもヴィンテージカラーを基調とした上品な仕上がりとなっている。
各都市の時間が分かる同商品は、パイロットや世界を飛び回るビジネスマンなど、世界で活躍する航空愛好家には欠かせない一本だ。
AERO WORLDTIMER
価格:AERO WORLDTIMER“DOOLITTLE”、AERO WORLDTIMER“HUGHES”/48,400円(税込)、AERO WORLDTIMER“LINDBERGH”/59,400円(税込)
販売WEBサイト(公式):https://undone.co.jp/collection/aero-worldtimer
*コインの縁のようなギザギザ状の装飾が施されたベゼル
デザイン性の高いスピニカーのヴィンテージダイバーズ時計
レトロなダイバーズウオッチを求める人には「SPINNAKER(スピニカー)」の「CROFT Limited Edition(クロフト リミテッド エディション)SP-5095-02」がおすすめだ。
1967年、アメリカ海軍のダイビングインスタラクターであるロバート・クロフト氏は200フィートの深さまでのフリーダイビングに成功。その功績を称え、同ブランドが創り出したのが「CROFT(クロフト)」コレクションである。
同商品は、2021年版の「CROFT」をベースに、文字盤を“フルスケルトン仕様”にアップデート。時刻を確認する度にムーヴメントの動きを楽しめるのはもちろん、スケルトン仕様の裏蓋から、着脱の際にも鑑賞できる。
ガラスは透明度と強度に優れたサファイアクリスタルを使用。丸みを帯びたドームガラスになっており、レトロな雰囲気を味わえる。
ブラックのカーフレザーベルトと、スモークがかかったカラーのスケルトン盤面がシックな印象の同商品。落ち着いた大人の腕元を演出してくれるだろう。
スピニカー クロフト リミテッドエディション/ SP-5095-02
価格:(レザーベルトタイプ)50,600円(税込)/(ブレスレットタイプ)58,300円(税込)
クロフト商品一覧:https://world-wide-watch.jp/c/brand/spn/spn-croft
宇宙へ行った“史上初の腕時計”を再現したアイテム
1949年に創業した「STURMANSKIE(シュトゥルマンスキー)」は、人類初の宇宙⾶⾏⼠、ユーリイ・ガガーリン氏が同社の時計と共に宇宙⾶⾏に成功したことで、“宇宙へ行った史上初の腕時計を製作したメーカー”として知られる。
「Gagarin アニバーサリーブロンズ 2609-3768202」は、ガガーリン氏が実際に身に着けた時計を復刻したシリーズのブロンズケース版となる。
ピカピカと輝きに溢れるブロンズ時計は、使っていくうちに酸や塩分、湿気に反応し、黒ずんできたり、緑青(ろくしょう)*が発生したりと“経年変化=エイジング”する。
近年は経年変化を活かした“自分だけの1本”をつくり出すことが時計好きの中で流行している。あえて塩水につけて、緑青や黒ずみを出す愛好家もいる。やりすぎたら、自分好みの風合いになるよう磨いて調整することも可能だ。
同商品で渋さと風格が増すエイジング時計づくりを楽しんでみては。
Gagarin アニバーサリーブロンズ 2609-3768202
価格:108,900円(税込)
販売WEBサイト(公式):https://sturmanskie.jp/products/gagarin-bronze-2609-3768202
*銅の酸化により生成されるサビ
洗練された印象を纏いながらもどこか温かみのあるレトロ時計。腕元を飾るお気に入りの一本を見つけてみては。
(IGNITE編集部)