淡路島の1日1組限定の貸別荘「WORM」が本格始動。暮らすように過ごせる心地良い空間を紹介

咋年11月1日(火)に兵庫県・淡路市にて開業した1日1組限定の貸別荘「WORM」が、今春より本格始動する。

プライベートな空間で心身を解放し、感性を育める同施設。豊かな暮らし方について考えるきっかけにもなりそうだ。

上質なデザイン・設備の「WORM」

同施設は、淡路島北東の農村地域に位置し、大阪湾と空が望める高台にある。敷地内には、宿泊施設となるゲスト棟と、デザイン会社「Attitude inc.」代表の置田氏が暮らす住居棟が建っている。

淡路島の自然を感じながら気ままに過ごし、“感性の土壌”を耕す、そんな宿泊体験を実現する。

こだわりの家具や調度品が並ぶ客室

客室は、海を見下ろせる約55㎡の2階フロアを全面に使用した完全プライベートなワンルーム。置田氏と繋がりのあるクリエイターがセレクトしたこだわりの家具や調度品が並び、大きな窓からは、ゆっくりと移り変わる景色を眺められる。

自由に調理できるキッチン

キッチンでは、食材を自由に調理可能。御食国(みけつくに)のひとつでもある淡路島の豊かな食材を、海を見渡せる特等席で味わえる。なお、朝食の食材提供サービスのみで、食事の提供はない。

ライブラリーやショップを開設

また、家主の収集したアートブックやデザイン書籍を中心とするライブラリーコーナーも設置。宿泊中、自由に利用できる。

さらに、共用スペースにはショップコーナーも開設。置田氏とグラフィックデザイナーの横山道雄氏および建築家の井上真彦氏が立ち上げた、ものづくりやデザインを通じてさまざまな現象や要素を探求していくプロジェクト「elements」のプロダクトを中心に展開している。

設備・アメニティも充実

このほか、淡路島のDanto Tileと製作したオリジナルタイルを使用した宿泊者専用のバス&トイレルーム、シングルベッド2台と2人分の布団、Wi-Fi、冷蔵庫、オーディオ機器、プロジェクター、エアコンなどを完備。

アメニティも、タオル、シャンプー、コンディショナー、歯ブラシなど充実している。

淡路島への移住がきっかけに

2016年に設立した同社は、仕事と暮らしの環境や心身ともに健やかでいれる場所を探し続け、2020年に淡路島へ移住。四季折々の色や音・香りは感性を刺激し、日々の農作業とそこから得られる恵みは身体をつくり、土地のおおらかさは心を育む。この地で過ごす日々は、そんな豊かさを与えてくれたという。

こうして、訪れたゲストの心身や感性の土壌を少しでも耕せるような場所を作りたいと思い、同施設をオープンしたという。

ゆっくり流れるときの中で、読書や音楽に浸ったり、焚き火をしながら友人と語ったり、海や山へ足を延ばしたりと、それぞれの方法で心身を解放してみよう。

WORM
所在地:兵庫県淡路市釜口2173
面積:室内約55㎡+バスルーム
収容人数:最大4名(4名を超える場合は要相談)
基本料金:44,000円(税込)
※シーズンによって変動あり
URL:https://wormstay.jp

(Higuchi)