理想の住環境を体験・構想できる予約制のフィールド型ショーケース「SLOWP(スロウプ)」が5月、群馬県高崎市にオープンする。
高崎の街並みを一望できる丘の上に、さまざまな小屋型の住空間サンプルと、心地よい屋外環境を整備することで、訪れた人が自分らしい暮らし方の未来をイメージし、その実現に向けて検討することができる場を提供する。
理想の生活の一部を体験できる場所
暮らし方や働き方への意識が変化しつつある世の中で、より多くの人々が自分の理想とする生き方を追い求めることができるように、これからの住まいを見つめ直したり、多様なライフスタイルのあり方に気づき体験できる場を作りたい。そのような思いからSLOWPは生まれた。
高崎の市街や雄大な自然を見晴らすことができる高台の斜面地を切り拓き、さまざまな形や機能を持つ小屋を配置している。
同施設を手がける建築設計事務所SNARKが新たにデザインした建築と家具の間となる機能を持ったこれらの小屋には、読書や音楽鑑賞、ちょっとした団らんなど、理想の生活の一部を仮想的に体験できる設えを整えている。
アトリエやポップアップショップも出店
また、心地よい眺めが楽しめる屋外環境では、植林をはじめとした参加型のワークショップやポップアップショップなどを不定期に予定しており、既存の住宅展示場とはまったく異なる多様な体験を通して、これからの住まい方を構想・相談できる施設となっている。
まずは高崎市で植物と日用品の販売、造園を行う「AYANAS(アヤナス)」のアトリエが入居することが決まった。
自分らしいライフスタイルを描く、コンセプトとタグライン
コンセプトは「SLOW DOWN, VIEW YOUR LIFE. /自分らしさに想いを馳せる、なだらかな時の丘」。小高い丘の上に、これからの暮らしの見晴台を作った。
好きなものに囲まれる日々。時間を忘れて没頭するひととき。大切な人と紡いでいく人生。遠くに連なる山並みを眺め、眼下に広がる街並みに想いを馳せながら描く自分の未来。それはきっと心地よくて穏やかで、希望に満ちたものになるだろう。
高台に開かれた余白の中で、ゆっくりと流れる時間を感じながら、自分らしいライフスタイルをイメージするひとときを過ごそう。
ネーミングとロゴデザイン
街並を一望できる傾斜地で、訪れた人がゆったりと過ごしながらじっくりと未来を展望するイメージから「SLOW(=ゆっくり・ゆったり)」と「SLOPE(斜面・坂)」を掛け合わせた造語が「SLOWP」。
ロゴマークは斜面を表す等高線と、今後SLOWPで育っていく木々の年輪をモチーフとしている。
自分らしい生き方や働き方を、SLOWPで形にしていこう。
SLOWP(スロウプ)
所在地:群馬県高崎市片岡町3丁目2165-2
敷地面積:300坪
営業開始日:2023年5月予定
営業時間:不定期(一か月に数回、10:00-16:00を予定)
*来場やイベントへの参加はすべてインターネットでの事前予約制
公式ウェブサイト:https://slowp.snark.cc
(hachi)