銀座にて犬&猫モチーフのポップアートを描くポーランド出身画家マテウス・ドロジンスキー氏の個展を開催

猫や犬などをモチーフとした、ポップな作品が目白押し。

東京・銀座の「ギャラリー上田」にて、ポーランド出身の若手画家、マテウス・ドロジンスキー氏の初個展が2月6日(月)より開催される。

『On the moon』D20cm キャンバス、アクリル

『On the moon』D20cm キャンバス、アクリル

マテウス・ドロジンスキー氏の新作約20点を個展で発表

マテウス・ドロジンスキー氏は、「ART FAIR TOKYO(アートフェア東京)」や「LA ART SHOW(LAアートショー)」など、国内外のアートフェアにおいて高い評価を受けている注目の若手作家。

ドロジンスキー氏の作品の特徴は、犬や猫などアーティスト本人が大切にしている動物をモチーフにしている点だ。

『Miszek red』D30cm キャンバス、アクリル

『Miszek red』D30cm キャンバス、アクリル

今回の個展では、そんなドロジンスキー氏の新作約20点を発表。

グラフィックデザイン出身ならではの個性的な画面構成と明るい色彩で、動物たちを擬人化。ユニークな表現を通して、見る側の人間に大切な何かを問いかける。

中世宗教画や欧米・日本のアートが作品の着想源に

ドロジンスキー氏の経歴について、もう少し細かく紹介したい。

マテウス・ドロジンスキー氏

マテウス・ドロジンスキー氏

1993年にポーランドで生まれたドロジンスキー氏は、姉は空間デザイナー、兄はファッションデザイナーという、芸術を愛する家庭で育った。そのため日常的に、ヨーロッパ各地の美術館や教会でアートに触れる機会があったという。

2015年に、Polsko-Japonska Akademia Technik Komputerowychのグラフィック科を卒業。2017年からアジア・ヨーロッパ企業にアートワークの提供をスタートし、2019年以降は「LA ART SHOW」などのアートフェアにも出品するようになった。

ドロジンスキー氏はレンブラントや中世宗教画など、鑑賞者に語りかけてくるかのような視線・表情の人物表現や、古代エジプトの動物の顔を持つ神々の擬人化表現などに強い関心を持つ。その一方で、欧米・日本のアニメーションやポップアートからもインスピレーションを受けており、それらが彼の作品の大きな要素となっている。

なお、今回の個展の作品は銀座のギャラリーのほか、「PJ Arts Tokyo」にてオンラインでも公開予定。現地に直接、足を運べないという人はチェックしてみよう。

マテウス・ドロジンスキー展
会期:2月6日(月)〜22日(水)※日曜のみ休廊
会場:ギャラリー上田
所在地:東京都中央区銀座6-4-7 いらか銀座ビル8F
開廊時間:11時30分〜18時30分
ギャラリー上田 公式サイト;https://gallery-ueda.com/

PJ Arts Tokyo:https://pjarts.tokyo

(IKKI)