旅行業界では、2023年は、土地の歴史や人、文化、食、環境を楽しむ「経験」に重点を置いた“エクスペリエンシャル・トラベル（Experiential Travel）”がトレンドになるという予測が広がっている。
そこで今回は、「ブランドUSA」が運営するWEBサイト「GoUSA」の情報を基に、アメリカならではの体験が詰まったエクスペリエンシャル・トラベルを満喫できる5つのスポットを紹介したい。
カリフォルニア州ソノマ郡にあるボデガ湾。
＜ロードアイランド州＞アメリカ一小さな州でさまざまな“体験”を
ロードアイランド州は、広大なビーチと壮大な歴史的大邸宅、そして豊富なブティックワイナリーなどが揃った、まさに2023年に訪れるべき観光地のひとつ。
アムトラック経由で、ボストンからわずか1時間でアクセスができる街、ニューポートの崖沿いには、アスター家やロックフェラー家など、アメリカ国内の有力財閥一族がかつて所有していたコテージが点在する。
また、この州はシーフード料理でも有名。魚介好きならば、ウォーターフロントのパティオから牡蠣を直接提供する「ポンド・トゥ・プレート（池から食卓へ）」のコンセプトで知られる、サウスキングスタウンの「マトゥナックオイスターバー」まで足を運んでみては。
ロードアイランド州のニューポートにある「ザ ブレーカーズ」。
＜オハイオ州シンシナティ＞魅力的な複数のエリアを散策
オハイオ川に沿って曲がりくねった場所に位置するシンシナティは、建築、文化、食文化の豊かな遺産を有するエリアが複数集まっている。
グルメ好きならオーバーザラインにGO！ここには、オハイオ州で最も古いファーマーズマーケットで、世界でトップ10に数えられる食品市場のフィンドレーマーケットがある。
また、アート好きならばダウンタウンものぞいてほしい。文化センターやギャラリーが数多く揃い、オハイオ州出身のニール・アームストロング氏を称える壁画をはじめ、50点を超える壁画がある。
スポーツ好きは、有名なNFLチームであるシンシナティベンガルズとMLBチームであるシンシナティレッズの本拠地であるリバーフロントに直行だ。また、ローブリング橋でオハイオ川に沈む最高の夕日を眺めるのもおすすめ。
オハイオ州のシンシナティにあるジョン・A・ローブリング橋。
＜テキサス州フォートワース＞真の西部劇を現地で体験！
テキサス州にあるフォートワースは、カウボーイの魅力、そして豊かな西部の歴史が、モダンな都市再生と見事に融合した都市。有名なストックヤード歴史地区、カウガール・ホール・オブ・フェームを探索したり、サルーンで冷たいビールを飲んだりと、観光客が楽しめるたくさんのスポットがある。
フォートワースから車で南へわずか30分の場所にあるボーモントでは、観光牧場で本物の西部劇文化を体験可能。乗馬、クレー射撃、アーチェリーなど多様なアウトドアスポーツを満喫できる。
テキサス州フォートワース・ストックヤードにて。（イメージ）
＜カリフォルニア州ソノマ郡＞自然とふれあいアウトドアを満喫
広大な自然に癒されたいなら、北カリフォルニアのソノマ郡へ。80kmを超える太平洋の海外線は見事なもので、ソノマコースト州立公園のシェルビーチでのビーチコーミング（漂流物を観察、収集）やタイドプーリング（干潮時に岩の隙間にできる水たまりでの遊泳）を楽しめる。
また、ソノマ郡には40軒を超えるスパやウェルネスセンターが点在する。スギの酵素風呂に入ったり、この地域特産のクラッシュカベルネスクラブで肌をリフレッシュしたりするのも良さそうだ。
＜サウスカロライナ州チャールストン＞庭園の花々を愛でよう
チャールストンの最大の魅力は、一年を通じて咲き誇る美しい庭園の花々。
マグノリア・プランテーション・アンド・ガーデンズは、アメリカで最も古い公立庭園で、アメリカ独立戦争と南北戦争の両方を生き延びたアシュリー川沿いの唯一のプランテーションとなる。また、ワドマロー島まで足を伸ばして、茶畑をトローリーで観光するのもおすすめだ。
サウスカロライナ州チャールストンの「マグノリア・プランテーション・アンド・ガーデンズ」。
チャールストンにある「ホワイト・ポイント・ガーデン」。
コロナ禍でなかなか旅行に行けなかったぶん、スケールの大きいアメリカ旅を計画してみては。
GoUSA：https://www.gousa.jp/
（IKKI）