耐震性と自由度の高い空間設計を誇るSE構法の住宅ブランド「重量木骨の家」が、ガレージハウスをテーマとしたコンテストを開催した。
2022年8月から作品募集を開始し、同年9月30日(金)までに全国の重量木骨プレミアムパートナー71社から計42件の作品が集まり、審査会を経て、グランプリをはじめとする受賞作品を発表。
愛車と暮らす、理想の家づくりを叶えた作品を紹介していこう。
テーマは「建築」と「ライフスタイル」
住宅とガレージを安心・安全に一体化させることと、デザイン性を両立させることは従来の木造では難しいと言われてきたが、SE構法の技術力と構造計算は、柱や壁を極力減らしながら、自由な設計でガレージハウスを作り出すことが可能だ。
また、車はその実用的な機能を超えて、「愛でる」「眺める」「大切な相棒」という視点も昨今は増えている。
同コンテストでは、ガレージハウスを建築、ライフスタイルの双方の視点から審査し、優秀な作品を選出。審査にあたったのは、カーライフ、デザイン、構造の専門家3名。
ガレージだけではなく、住宅全体としての設計の巧み、デザインの美しさ、ライフスタイルとの調和、愛車とのパートナーシップについてそれぞれの視点から、6棟のガレージハウスを厳選した。
本記事では、受賞作品の中から一部を抜粋して紹介していく。
グランプリ:家の中から愛車が見える「ガレージハウス」
オーナーの要望である「開放的で、プライバシーを守りながら愛車を鑑賞できること」を実現したのが同住宅。ガレージへの動線と魅せる開口を立体的に切り分け、美しい空間のつなぎと魅せ方を両立させた素晴らしい作品だ。
雑然としがちなガレージは、大容量の収納を用意することで美しい空間へ。360度どこからでも愛車を見ることができるうえ、クルマ側からの視点も楽しい。
準グランプリ:外に開かれた「魅せるガレージ」
まず目に飛び込むのは、インパクトのある前面の一枚壁。まるで絵画のように切り取られたガレージ空間と、そこに置かれた車がより際立って見える。
この壁の背面には中庭やエントランスがあり、プライバシーを守る存在でもある。まさに「用と美」を兼ね備えていると言える。
特別賞:木造建築で構造・デザインを極めた「東豊中の家」
下層階のガレージはコンクリート造、上層階は伝統工法のような仕上がりの同住宅。木造建築で構造の強度と建築の精度を綿密に計画した設計者・施工者の技が光る、美しい住宅だ。
Instagram いいね!賞
さらに、今回は一般の人にもInstagramを通じて投票を集めた。約7000件の投票を経て一番多く、いいね!を獲得したのが同作品だ。
「重量木骨の家 ガレージハウスコンテスト」サイトでは、今回紹介した作品の他にも、受賞作品を紹介している。
好きなものに囲まれ充実したカーライフがイメージできるような「ビンテージカーが主役の家」や、外観からは想像もつかない玄人の技が光る「平日はリビング、休日はアウトドア。くつろぎ遊ぶガレージハウス」などを、それぞれ詳細を交えて見ることができる。
理想のガレージを形にした受賞作品は、見ているだけでもワクワクするアイデアばかりだ。
重量木骨の家 ガレージハウスコンテスト:https://www.mokkotsu.com/garage-house-contest/
(hachi)