インナーイヤー型イヤホンなのに低音がクリアに響く平面駆動型ドライバー搭載!#オトモノから生まれた新作

オーディオ評論家の野村ケンジ氏とユーザーが一緒に、音にこだわったものづくりに挑戦していくコミュニティ「#オトモノ」を運営する企業、ベタベタ社が、新たにイヤホンをリリース。

低歪みが特長の平面駆動型(プラナー)ドライバーを搭載したインナーイヤー型のイヤホンを、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」にて先行販売中だ。

日本初!平面駆動型ドライバー×インナーイヤー型イヤホン

今回のインナーイヤー型イヤホンの開発は、昨年10月に「#オトモノ」に参加したメンバーの「カナル型イヤホンが苦手」という声から始まったという。

インナーイヤー型で、かつ平面駆動型ドライバーを搭載しているイヤホンというのは検索しても出てこない。平面駆動型ドライバーは、一般的に作るのが難しく高価なドライバーであるとされている。ただ、近年は技術の進歩のおかげで多くの国内外ブランドから新商品として発売されており、2022年についてはトレンドの一つだったと言っても過言ではないだろう。

しかし、インナーイヤー型だと通常、ダイナミック型のドライバーなどを使用した安価なモデルが多い。

そこで同社では、高級なイヤホンでも使われる平面駆動型ドライバーを搭載した、MMCXでリケーブルできる本格的なインナーイヤー型イヤホンを、中国の工場に依頼して作ることに。

今回のイヤホン開発が無事に軌道に乗れたのは、偶然にも同社の取引先に平面駆動型ドライバーを生産している工場があったため。これにより、少量でも安価に商品化することが可能となった。

クリアな低音で煌びやかに音を再生

こだわり抜いた今回のイヤホンは、格別の低歪みによってクリアな音が楽しめるうえ、開放型ヘッドフォンのような音の広がりや確かな定位感も備える。アコースティック楽器はリアル志向の煌びやかな音を奏で、ボーカルは実体感のある伸びやかな歌声を聴かせてくれる。

CAMPFIREのプロジェクトでは、ケーブルがシルバーとブラックの2色からセレクト可能。一般販売予定価格は21,780円(税込)となるが、数量限定の早割なども用意されているので気になった人は早めにチェックしたい。

CAMPFIREプロジェクトページ:https://camp-fire.jp/projects/631430/preview?token=27d8uki2&utm_campaign=cp_po_share_projects_preview

(IKKI)

※「日本初」表記に関しては、2023年1月10日(火)時点でのイヤホン市場において、平面駆動型でインナーイヤー型MMCXを搭載したイヤホンを指す/ベタベタ社調べ