1月27日よりIDÉE TOKYO併設のIDÉE GALLERYにてデザイナー熊谷彰博氏の版画展開催

東京駅構内にあるコンセプトストア「IDÉE TOKYO(イデー トウキョウ)」に併設する「IDÉE GALLERY」にて、1月27日(金)から 2月14 日(火)まで、デザイナー熊谷彰博氏の版画展「AKIHIRO KUMAGAYA Exhibition OBJECTS 2」が開催される。

初日には作家も在廊予定で、作品の展示販売も行う。

2021年の初の個展「OBJECTS」につづく「OBJECTS 2」

熊谷彰博氏は、物の見方を探求し、独自の視点と文脈の再構築からデザインとディレクションを手がける。物の構成と素材を抽出し、表象と知覚を媒介するオブジェクトの習作をつづけて、2021年に初の個展「OBJECTS」で発表し、同テーマを基幹に作品を制作している。

主な仕事に、無印良品 池袋西武 企画展「STOCK 展」企画・監修・会場構成、21_21 DESIGN SIGHT 企画展「雑貨展」コンセプトリサーチ、「柳本浩市展」キュレーター、オリンパス純正カメラバッグ「CBG-2」プロダクトデザイン。 編書に『STOCK』(MUJI BOOKS、2017)がある。

2020年から木目版画の作品制作を始めた熊谷氏

木目版画は、板目、柾目、木口という木の面を版として作り、さまざまな形、構図で立体的な木材を描いた作品だ。熊谷氏は、世界最古の印刷技術であり、古くから手法が確立された木版画を、独自の視点と文脈で再構築する。

「木版画の大前提は“彫る ”。でも、彫らずに作れないのか?」
「通常は、版画を描きやすいように木目ができるだけ少ない木を使う。でも、木目を使い分けて木材の投影図はできないのか?」
という今までとは異なる解釈の作り方で木目版画作品を作成した。

デザインとアートの2つの視点で考え抜かれた熊谷氏の作品は、観る人の想像力を膨らませる「版画」という概念を超えた視覚芸術。本展示では、数量限定作品のほかに、一点ものの作品も展示販売する。

IDÉE TOKYOの奥にある落ち着いたギャラリー空間

会場のIDÉE GALLERYは、IDÉE TOKYOのストア内に併設し、同店が注目する国内外のアーティストの個展やプロジェクトの展示を企画・開催。東京駅というさまざまな場所から場所へ向かうたくさんの人々が行き交う場所で、ふと足を止めて、心にすっと花を咲かせるような「いいもの」が発見できる。

キュレーターの深澤直人さんと丁寧に選んだいいものが並ぶ店内の奥にある静かなギャラリーで、熊谷氏の木目版画としばし時を共にしよう。

熊谷彰博氏版画展「AKIHIRO KUMAGAYA Exhibition OBJECTS 2」
会期:1月27日(金)~2月14日(火)
会場:IDÉE Gallery
所在地:東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東日本東京駅構内 グランスタ東京 B1F(IDÉE TOKYO 併設)
営業時間:10:00~21:00
料金:入場無料
IDÉE公式サイト:https://www.idee.co.jp/

(MK)

※在廊日は状況により変更になる場合あり
※営業時間を変更することがあるため、詳細は店舗へ問い合わせを
※改札外から利用する場合は、JR東日本「東京駅」を区間に含んだ乗車券類または入場券(140円)の購入を