日本酒ブランド「SAKE HUNDRED(サケハンドレッド)」より、時間が生み出す“ヴィンテージ”の価値を体現したお酒が誕生した。28年もの歳月をかけて熟成させた数量限定の日本酒「現外(げんがい)」(242,000円)だ。
同商品は1月24日(火)18時に発売。4月15日(土)には、購入者のみ参加できる特別なペアリングディナー「現外 Exclusive Dinner Experience」を都内で開催するという。
造り手の希望を託され、熟成を重ねた奇跡の1本
1995年1月17日に発生した、阪神淡路大震災から28年が経つ。「現外」は大震災を奇跡的に乗り越えた日本酒で、震災以降の厳しい環境下でも日本酒の可能性を信じた「人間の意志」が宿った奇跡の一本だ。
被災を乗り越えて誕生した日本酒
阪神淡路大震災では、日本三大銘醸地のひとつである兵庫県の酒蔵も、大きな被害を受けた。奇跡的に残ったタンクに入っていたのは、「酒母」と呼ばれる、醸造の途中段階の液体だった。当時は香味のバランスがとれておらず、商品化ができなかったため、熟成による味わいの変化に一縷の望みを託し、熟成庫で眠りにつくことになった。
熟成に適した環境で20数年。そのお酒には、造り手すら想像しなかった味わいがもたらされた。
時を経て深まる「熟成」による価値
“時間”という要素が日本酒にもたらす変化は未だ未知数で、熟成に向かないと思われていたものが美酒に変化することもあれば、その逆もまた起こり得る。二十数年をかけて円熟を極めた味わいに変化した同商品は、まさに時間がもたらす“ヴィンテージ”の価値を体現した日本酒だ。
同商品は今後も、熟成の進行度合いや味わいの変化、タンクに残る量などから、更にその価値が高まっていくものと考えられている。
高い品質と上質な味わいを持つ、円熟を極めた「現外」
長い歳月によってもたらされた風格は、光沢のある美しいアンバー色の外観から感じとることができる。グラスに注ぐと、カラメルのような甘味、ビターチョコレートのような苦味、そしてアーモンドのようなロースト感にスパイシーな印象がアクセントとなった、複雑でいて豊かな香りが輝く液面から立ち上る。
甘味・酸味・苦味・旨味が一体となった凝縮感を充分に味わえる一本で、口に含んだ瞬間から余韻が消えていくまで、透明感すら覚える上質な体験が続く。
また、同商品は希少な商品だからこそ、ひとつひとつにシリアルナンバーが付与され、熟成年数と品質保証を付与したメタリックのギャランティーカードとともに届く。
「現外」の魅力を存分に楽しめる特別な体験
「現外」の購入者限定で、その魅力を存分に楽しめるディナーイベント「現外 Exclusive Dinner Experience」を開催。同商品を含めたSAKE HUNDREDの商品と、季節の料理によるペアリングコースが味わえる。
開催日時は4月15日(土)18時、会場は東京都内を予定している。価格は1人55,000円で、1名のみ特別優待価格33,000円にて、同伴者の申し込みが可能となっている。
一般には販売していない希少な「おり」を含んだ同商品や、繊細な温度変化による味わいの多様性など、プロフェッショナルの手による豊かな体験を楽しもう。
大震災という苦境の中にあっても明るい未来を信じ、「現外」という唯一無二の価値を持つ、世界に誇れる日本酒が誕生した。その奇跡の1本を味わってほしい。
現外
価格:242,000円(税込・送料別)
内容量:500ml
販売開始:1月24日(火)18:00
製造者:沢の鶴(兵庫)
公式サイト:https://jp.sake100.com/products/gengai
(田原昌)