石川の冬の風物詩を味わう!「ホテル金沢」能登の海からの贈り物「能登かき」づくしのフェア

四季折々の素材にこだわった料理が楽しめる「ホテル金沢」では、和食ダイニング「ラズベリー」にて、石川の冬の味覚を味わい尽くす「能登かきフェア」を開催している。なお、提供期間は3月下旬までを予定している。

能登の海で大切に育まれた「能登かき」を、石川県自慢の地酒とともに味わってみよう。

肉厚で甘みが強い「能登かき」

石川県を代表する冬の味覚のひとつ「能登かき」。その大きさは、通常2~3年で出荷される一般的な牡蠣に比べるとやや小ぶりだが、その分味も風味も良く、肉厚で甘みが強いのが特徴だ。

能登かきが育つ七尾湾は、緑が生い茂る山々に囲まれた静かな湾。大切に守られてきた環境の中で、栄養豊かなプランクトンを食べながらゆっくりと育った能登かきには、うまみや栄養がぎゅっと濃縮されている。

また、能登かきの旬は一般的に年明けの1月・2月といわれ、「花見過ぎたらかき食うな」という言葉もあるほど。今が旬の能登かきを堪能しよう。

加賀料理を含めた牡蠣料理は全4品

同フェアでは、長年和食料理界に従事し、知識と経験が豊富な橋本料理長が、新鮮な能登かきを目利きし最良のものを仕入れて、全4品の牡蠣料理に仕立てる。

能登かきが昆布の上でぷりっと存在感を放つ「松前焼き」。 能登かきを料理長こだわりの幽庵地に漬け、最⾼級の利尻昆布にのせて蒸焼きにした。

牡蠣の旨みと昆布の旨みが相まって、至高の肴が出来上がった。4品ある中でもっとも、能登かきそのものの旨みが味わえる一品だ。

加賀料理として知られる「治部煮」は、小麦粉や片栗粉をまぶした肉類や加賀野菜、すだれ麩などを出汁で丁寧に煮込み、とろみを出した郷土料理。

同ホテルでは、出汁を取るところから素材にこだわり、今回は肉に代わって贅沢に身ぶりの良い能登かきを使った。金沢ならではのすだれ麩やあわ麩と⼀緒に、秘伝の出汁でやさしく煮込んで、とろっとした⾷感がたまらない一皿に仕上がっている。

そのほか、サクッと揚げた衣の中にあつあつジューシーな能登かきが楽しめる「能登かきフライ」や、〆には「能登かきの釜飯」がおすすめ。

「能登かきの釜飯」は、新米と能登かきを、丁寧に時間をかけてとった出汁で炊き上げたもの。蓋を開けた瞬間、立ちのぼる芳醇な香りが食欲をそそる。釜の中で蒸された能登かきは、しっとり感を失うことなく、ぷりぷりの食感。まさに牡蠣の旨みが凝縮された、大人の釜めしだ。

ペアリングで楽しみたい石川の地酒

豊かな水資源と加賀百万石の米の産地を有することから、酒質の良さには定評のある石川県。

9年連続全国新酒鑑評会で金賞を受賞する実力蔵・吉田酒造や、“酒造りの神様”の異名をもつ農口尚彦氏が杜氏が務める農口尚彦研究所など、のべ56軒もの酒蔵が造る日本酒の中から、能登かき料理と一緒に楽しみたい8種の地酒を厳選した。

大吟醸生酒や純米吟醸を中心としたラインナップで、そのフレッシュで品のある吟醸香を十分に楽しめるように、和ダイニング「ラズベリー」では、地酒をワイングラスで出している。

料理を一層引き立てる地酒のペアリングとともに、石川の冬の味覚を堪能しよう。

能登かきフェア
期間:開催中~3月下旬(予定)
会場:和ダイニング「ラズベリー」
所在地:石川県金沢市堀川新町1番1号 ホテル金沢16階
営業時間:17:00~24:00
定休日:月曜
公式サイト:https://www.hotelkanazawa.co.jp/raspberry
オンライン予約:https://www.tablecheck.com/shops/hotelkanazawa-raspberry/reserve

(田原昌)