無農薬の雄町米を100%使用した日本酒、伝統芸能特化型劇場「鶴めいホール」設立記念ボトルが完成

日本の伝統芸能について考えさせられる日本酒が登場。

SakeBottlers(サケボトラーズ)社が、三千櫻酒造、結城酒造とのコラボレーションで、九段下劇場が手掛ける伝統芸能特化型劇場「鶴めいホール」の設立記念日本酒を250本限定で醸造する。

伝統芸能をいつでも見られ、いつでも演じられる場所を

伝統芸能を支える観客と芸能を継承する演者、近年どちらも減少に歯止めがかからず、このコロナ禍でさらにそのトレンドが加速している。この流れを断ち切り、伝統芸能の未来を変えるために伝統芸能特化型劇場「鶴めいホール」を設立する。

「鶴めいホール」は、江戸の中心「九段下」に、伝統芸能を見たい観客がいつでも見に行くことができ、伝統芸能を演じたい演者がいつでも演じられる場所を創るという名目で、東京・飯田橋に今年4月オープン予定。劇場には2面プロジェクターや配信設備も常設予定だ。

250本限定!設立記念日本酒「鶴めい」

オープンに伴い、クラウドファンディングサイト「うぶごえ」でも、2月27日(月)23時59分まで支援を募り、日本酒「鶴めい」を、返礼品として提供する。

昨年5月の火災で、酒造施設がほぼ全焼した茨城県結城市の酒蔵「結城酒造」の杜氏で副社長の浦里美智子さんが、北海道三千櫻酒造で造る日本酒を「鶴めいホール」のためにオリジナルで醸造。無農薬雄町米を100%使用した、250本限定かつ、1期限りの限定日本酒だ。そのプロデュースを、日本酒缶「HITOMAKU(ヒトマク)」を展開するSakeBottlers社が行う。

浦里美智子杜氏といえば雄町。それも無農薬栽培というこだわりで依頼を行なったという。伝統芸能特化型劇場であることから歌舞伎や長唄の酒に関連する演目からヒントを受けて、味を検討している。

結城酒造に委託醸造している既存商品「HAVEFUN RED」とは違ったHITOMAKUが楽しめ、まさに劇場での「一幕」を体感できるはずだ。

ほか、クラウドファンディングの返礼品には、開場記念公演の鑑賞やオリジナルてぬぐいなどがある。

滅びゆく伝統芸能の未来を変え、新たな希望の道が創られていくストーリーを目撃してみては。

クラウドファンディングサイト「うぶごえ」プロジェクトページ:https://ubgoe.com/projects/278

(suzuki)

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