今年11月、国土交通省が国際クルーズ船の受け入れ再開を発表した。
その決定に伴い、ピースボートクルーズを企画・実施するジャパングレイス社が、2023年4月より、日本発着で最大の客船となる新チャーター船・パシフィック・ワールド号の就航を開始。
現在、2024年出航の世界一周クルーズの募集を開始している。今回は、特に注目度の高い4月出航の「北欧&アラスカコース世界一周クルーズ」について紹介したい。
世界の海を巡る高層客船パシフィック・ワールド号
洋上の“我が家”となるのは、イタリアにて当時最大の客船として竣工し、カリブ海やアラスカ航路で活躍した高層客船のパシフィック・ワールド号。
船内生活の中でいつでも海を近くに感じられるよう、船室は海側に面した窓付きのタイプが豊富に備わっている。客室のうち7割にのぼる410室がバルコニー付きだ。
ラグジュアリーなスイートルームから機能的にまとまったリーズナブルな船室まで、上質なプライベート空間を楽しめる。
4層吹き抜けのアトリウムやレストラン、ラウンジなどのパブリックスペースは、フィジカルディスタンスを十分に確保できる広々とした設計。
2つのプールと3つのジャグジーを備えたプールデッキや、広々としたショーラウンジなど、各所で至福のひとときを過ごすことができる。
世界遺産や壮大な自然と出会える「北欧&アラスカコース」
「北欧&アラスカコース世界一周クルーズ」は、まず一年の中でもっとも美しいとされる初夏の北欧へと針路をとり、フィンランド、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、アイスランドと、歴史建築と現代的なデザインが調和する北欧5か国をめぐる。
太陽が夜になっても沈まず、ゆっくりと水平線上を移動していく「白夜」もこの季節ならではの体験だ。
さらにこのコースでは、北欧とアラスカ、異なる表情を魅せるふたつの雄大な絶景の中をゆっくりとクルージング。若葉萌ゆる北欧のフィヨルドの「緑」と、氷河きらめくアラスカフィヨルドの「白」。2つのフィヨルドは、船旅だからこそ出会える圧倒的な自然の景観だ。
全26寄港地をめぐりながら、憧れの世界遺産と出会う世界一周クルーズ。その行く手には、時代を超えて人びとを魅了してきた世界各地の「宝物」が待ち受けている。
ギザの巨大ピラミッドやアテネのアクロポリス、スペインの至宝アルハンブラ宮殿、カリブ海に面した要塞都市カルタヘナなど、世界各地に散りばめられた美しい世界遺産の数々を訪れることができるのだ。
奇しくも2023年は、ピースボートクルーズの就航40周年に当たる節目の年。記念すべきメモリアルイヤーに、新しい船で広大な地球をめぐる壮大な船旅の計画を立ててみては。
パシフィック・ワールド号でゆくピースボート地球一周の船旅 2024年4月 Voyage117
横浜発着104日間:2024年4月13日(土)~2024年7月25日(木)
神戸発着104日間:2024年4月14日(日)~2024年7月26日(金)
最少催行人員:600名
ジャパングレイス公式サイト:https://www.pbcruise.jp
(IKKI)