沖縄本島北部地域「やんばる」にて、複数の市町村で横断的に行うアートイベント「やんばるアートフェスティバル」。6回目となる今回は、2023年1月14日(土)~4月9日(日)の期間で開催する。
2021年7月に決定した世界自然遺産登録により注目度の高まるこのエリアで、自然や資源と共存するアートイベントを体験できるチャンスだ。
複数の会場に多彩なアーティストの作品を展示
「やんばるアートフェスティバル 2022-2023」のテーマは、“シマを繋ぎシマに響く”。これまで同様、アートをキーコンテンツに、やんばるの魅力を世界へ発信することを目指している。
やんばる地域に複数の会場を展開
大宜味村立旧塩屋小学校(大宜味ユーティリティーセンター)をメイン会場とし、国頭村のオクマ プライベートビーチ&リゾート、名護市のカヌチャリゾートなど、沖縄本島北部地域に複数の会場を展開。アート作品の展⽰やワークショップ、関連イベントなどを実施する。
多彩なアーティストが集結
本年度あらたに実施される「ART PROGRAM」では、同イベントのディレクターやゲストキュレーターによる展示企画を展開。さまざまな形・デザインの“のれん”を手がけるキーニュさん、地域にある伝承や物語を作品に取り入れる丹羽優太さんなど、個性豊かなアーティストが参加する。
また、沖縄本島北部以外の地域で実施する企画「SATELLITE PROGRAM」には、ジミー大西さんや漆作家の染谷聡さんらが参加するようだ。
オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパに作品登場
会場のひとつとなる名護市のオリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパでは、同イベントの出展作品をロビーアトリウムに展示する。
展示作品は、船木傑(ふなき すぐる)さんと角理恵(すみ りえ)さんによるアートユニット「You Ru Maru」が造り出す「IJU CHANDELIER」。
この作品は、やんばるの山々に咲く沖縄固有種の“イジュ”をモチーフにしたものだ。約2mのステンレス製の球体とディップアート作られた樹脂製の花が、イジュのみずみずしくもたくましい生命⼒とやんばるの雄大な自然を想起させる。
オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパ、改装完了
同ホテルには、全室オーシャンビューの広い客室や一部に温水化設備のある沖縄県内最大級のガーデンプールなどを完備。また、最上層2フロアの62室をリニューアルし、12月23日(金)より宿泊可能としている。
同イベントでは、「やんばる」の入口に位置する会場としてアートフェスティバルを盛り上げていくとのこと。そして今後もさまざまなアートイベントと提携していくようだ。
「やんばる」の自然とアート作品を同時に楽しむ旅に出てみたい。
「やんばるアートフェスティバル 2022-2023」公式HP:https://yambaru-artfes.jp/
オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパ
所在地:沖縄県名護市喜瀬1490-1
HP:https://www.okinawa.oriental-hotels.com/
(Higuchi)
※メイン会場・大宜味村立旧塩屋小学校は、金土日祝のみ開館