日本を代表する現代アーティストの一人であるヤノベケンジ氏と、日本を代表するレゲエ・ミュージシャンである三木道三(DOZAN11)氏らによるNFTアートプロジェクトが始動。
2023年1月22日(日)に222体のNFT作品「SPACE SHIP’S CAT Zitto & Gatito」の発売を予定している。さらに絵本の発売やイベントも予定しているから必見だ。
三木道三氏とヤノベケンジ氏が初コラボ
三木道三氏とヤノベケンジ氏のコラボはこれが初めて。今回はNFT作品のほか、2023年2月22日(水)には絵本を発売を予定。
さらに2月26日(日)にNFT&絵本発売記念イベントの開催を予定し、3月29日(水)~4月3日(月)にはヤノベケンジ氏の展覧会を開催する。
三木道三(DOZAN11)氏
三木道三氏は日本でもっとも著名なレゲエ・ミュージシャンであり、2001年にリリースした『Lifetime Respect』が累計売上90万枚を超え、週刊オリコンランキング1位を獲得。
作詞作曲・ライブ活動に加えて、2021年には文が韻を踏んだ歌詞になっているライム絵本『リディムくんとメロディーちゃん』(絵/ロブ・キドニー氏、ケンエレブックス)を制作。今年1月、Amazon絵本・児童書ランキング1位を獲得し、絵本作家としても知られている。
ヤノベケンジ氏
ヤノベケンジ氏は90年代から活動し、日本のサブカルチャーを現代アートに取り入れたパイオニアであり、社会的なメッセージのある機械彫刻や巨大彫刻で知られている。
代表的彫刻シリーズ『SHIP’S CAT』は、世界中を旅した船乗り猫「SHIP’S CAT」をモチーフに、若者や人々の旅や冒険を守り、地域に幸福を運ぶ巨大な猫として、今まで国内外に展示されている。
SPACE SHIP’S CAT Zitto & Gatito
『SHIP’S CAT』は、潜水服や宇宙服をイメージしたヘルメットやスーツを装着し、深海や宇宙へ旅をするこれからの時代の若者の旅をイメージしていた。
三木道三氏はそこから着想し、宇宙船の船乗り猫と少年がバディとなって冒険の旅に乗り出し、宇宙人達と出会う物語になっている。それは異文化との出会いや交流、融和をも示唆している。
同プロジェクトは、三木道三氏の文とヤノベケンジ氏の絵による絵本をコアコンテンツとし、NFTアートや現代アート、フィギュアなどで展開。
この絵本は、音楽の歌詞カードのようにもなっており、絵本を元にしたミュージッククリップが制作され、7インチレコードのジャケットサイズに設計された紙の絵本を発売する。
ミュージッククリップの制作とNFTアートの制作は、VJ、NFTアーティストとして知られるmarimosphere氏が担当し、世界観を拡張する。
最初に、絵本のページをベースにした222個のNFTが制作され、その後、絵本に登場するキャラクターがPFP(プロフィールピクチャー)になる2,222体になる予定のNFTを制作。絵本のキャラクターとストーリーが、さまざまなアートフォームで、リアルとデジタルを行き来して、ユーザーを冒険の旅に誘う。
これまでになかったコラボ作品が仮想と現実、2つの世界へ発信される、この機会は見逃せない。
特設サイト:https://spaceshipscat.com/
(hachi)