360年以上の歴史を持つ、山梨県の老舗酒造「笹一酒造(ささいちしゅぞう)」。
同社は、日本初のグランピングリゾート「星のや富士」とコラボレーション。12月1日(木)~来年2月28日(火)まで、「山麓のSAKE滞在」を実施する。
山梨県の日本酒の魅力を知る「山麓のSAKE滞在」
「山麓のSAKE滞在」は、富士山の湧き水を使用し、酒造りを行う「笹一酒造」が日本酒を通じて、山梨県の風土が生み出す日本酒の魅力を学ぶ、2泊3日の滞在プログラム。
単に日本酒を味わうだけではなく、日本酒の仕込み水の水源を辿るショートトレッキング・酒蔵見学・食事を通じて、山梨県の日本酒の魅力について知ることができる。
山梨県の日本酒の味わいを知る始まりのひととき
「星のや富士」にチェックインすると、ウェルカムドリンクとして「笹一 山廃純米大吟醸 甲州山田錦35」を提供。フレッシュな甘味を持つ日本酒に、苺・大鱒を使ったつまみが添えられ、日本酒そのものの味わい、つまみとの相性を楽しむ。
仕込み水のルーツを辿るショートトレッキング
2日目には仕込み水のルーツの一つ、富士・御坂山系に位置する「母の白滝」を目指し、往復1時間ほどのショートトレッキングを行う。約20mの高さから勢いよく流れ落ちる滝を眺め、山梨県の日本酒が豊かな自然から生まれることを実感する。
日本酒づくりのこだわりを学び体験する酒蔵見学
ショートトレッキングの後、「笹一酒造」で、杜氏の佐藤洋介さんから日本酒造りのこだわりを聞き、日本酒づくりの一部を体験。
体験は、日本酒のもととなる酒母(しゅぼ)・醪(もろみ)が入った樽をかき混ぜる「櫂(かい)入れ」。さらに、井戸から仕込み水を汲み、その場で味わう。
日本酒について楽しみながら学べて美味しい食事
2日目の朝食は、日本酒づくりに使用される酒米で作る甘酒粥をメインとした和朝食。夕食には、猪肉や季節の野菜に、甘酒と豆乳を使った出汁を合わせた「甘酒ぼたん鍋」を提供する。
日本酒体験を満喫する「山麓のSAKE滞在」のスケジュール
1日目は、15時に「星のや富士」にチェックイン。16時に「始まりのひととき」として、日本酒とおつまみの相性を楽しむ。18時30分から「狩猟肉ディナー」(別料金)を賞味する。
2日目は、8時に「特別朝食」を楽しみながら、酒米や酒粕など日本酒にまつわる食材について知る。10時に「星のや富士」を出発、「母の白滝」までショートトレッキング。13時に「笹一酒造」で昼食「笹一酒粕ほうとう」を賞味。14時から酒蔵見学で日本酒づくりへのこだわりを学ぶ。その後、「星のや富士」に戻り、18時から特別夕食「甘酒ぼたん鍋」と日本酒を味わう。
3日目は、9時に朝食「モーニングBOX」(別料金)をとり、ゆったりとした時間を過ごしつつ、12時にチェックアウトとなる。
「山麓のSAKE滞在」の料金は、1名85,910円~(2名利用時の1名、税・サービス料込)で、料金には、ウェルカムドリンク・おつまみ・特別朝食・ショートトレッキング・送迎・酒蔵見学・特別夕食・笹一酒造での昼食が含まれる。
但し、「星のや富士」の宿泊料は別料金。定員は、1日1組(1~2名)で、対象は満20歳以上の「星のや富士」の宿泊者限定。当プログラムの予約は、「星のや富士」の公式サイトにて、2週間前まで受け付ける。
日本酒への幅広い知識を学べる「山麓のSAKE滞在」。日本酒を愛する人には、忘れがたい体験となるだろう。
山麓のSAKE滞在
「星のや富士」公式サイト:https://hoshinoya.com/fuji/
笹一酒造公式サイト: https://www.sasaichi.co.jp/sasaichi/
(高野晃彰)
※状況により内容を一部変更・中止する場合あり