エコロ21社が、京都の魅力をより多くの人に伝えるため、チーズテリーヌ専門店「京峰石(KYOUHOUSEKI)」のオンラインショップをオープン。柚子と西京味噌を用いた京都風チーズテリーヌ「嵯峨」の販売を開始した。
京都の魅力を伝えたいという想いから生まれた洋菓子
環境に配慮した観光タクシーとして、京都市中京区を拠点に運行する「エコロ21」。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、タクシー業界は大きな打撃を受けることになる。そんな中、同社は「コロナ禍であっても、京都ならではの魅力を多くの人に届けたい」と思い立った。
そこで、運転手たちが得意とする情報収集を行い、それをもとに、パティシエ経験がある同社の酒井昌彦さんが、洋菓子開発に着手。そして、柚子と西京味噌の京都風チーズテリーヌ「嵯峨」を完成させ、チーズテリーヌ専門店「京峰石(KYOUHOUSEKI)」を立ち上げた。
酒井さんは「嵯峨」を完成させた経緯について、「趣味の登山で、愛宕山に登った際、日本の柚子発祥の地といわれる水尾という集落を知りました。その時、水尾の柚子に出会い、その感動を伝えたいという思いから、チーズテリーヌ『嵯峨』が誕生したのです。」と語る。
平安遷都以来、京都は1,000年にわたり日本の都として、奥深い文化を育んできた。なかでも京の食文化の発展は、歴史・伝統はもとより、京都を包み込む豊かな自然も大いに関係する。
京都の中心部を離れた場所では、独自の風土が生み出す野菜・穀類・果物などが今も脈々と受け継がれている。柚子や西京味噌を用いた「京峰石」の「嵯峨」は、そうした京都の食文化が生み出した洋菓子ともいえる。
この度の「京峰石」のオンラインショップのオープンは、そんな京都ならではの洋菓子を、京都に想いを馳せながら、味わって欲しいという想いが込められている。
柚子と西京味噌の京都風チーズテリーヌ「嵯峨」
「京峰石」が提供するチーズテリーヌ「嵯峨」。北海道産のチーズと西京味噌が織り成す、まろやかな甘さ。柚子の果汁を贅沢に使用し、濃厚ながらもすっきりとした後味に仕上げた、グルテンフリーのチーズテリーヌだ。コーヒー・紅茶はもちろん、ワイン・日本酒などアルコールにも合う。
同商品は、受注販売の形態で、注文を受けてから製造し、冷凍して発送する。ひと切れずつの個別包装なので、カットの手間なく賞味することができるのがうれしい。価格は、7切入で、3,800円(税込)となる。
京都の観光タクシーは、訪れる人に京都の文化・伝統などを伝えるのも仕事だ。「京峰石」のチーズテリーヌは、そんな企業が開発した商品だけに、そこには「京都の魅力」が詰まっている。
京都は、知れば知るほどに奥が深く、魅力が尽きない土地。京風チーズテリーヌ「嵯峨」の個性豊かな風味とともに、まだ見ぬ京都を味わってみては。
京峰石(KYOUHOUSEKI)
オンラインショップ:https://kyouhouseki.com/
(高野晃彰)
※商品記載の賞味期限内で、冷蔵庫にて解凍を開始してから3日以内に賞味のこと
※冷凍(-18度以下)で保存のうえ、解凍後は冷蔵(4度以下)で保存