代官山・蔦屋書店にマディソンブルーがポップアップ!本屋とファッションを結びつけるビジュアルブック

商品を羅列した“カタログ”ではなく、ブランドの世界観を伝える“ビジュアルブック”。

ファッションブランド「MADISONBLUE(マディソンブルー)」は、過去の4冊のビジュアルブックと、その源泉となる洋服の一部を販売するポップアップストアをオープンする。

12月5日(月)から12月25日(日)まで、会場は代官山蔦屋書店2号館1階ギャラリースペースだ。

ハイカジュアルを提案する「MADISONBLUE」

「HIGH CASUAL」をコンセプトに、質の良いものをカジュアルに、長く愛用することを提案するMADISONBLUE。表参道に直営店を構え、2021年6月にはパリ・ボナパルトでポップアップを開催するなど、着る人を選ばないボーダーレスなファッションを発信している。

そのビジュアルブックは、1号目から洋服がほとんど写っていない異色のスタイルだった。

ディレクションには中島敏子氏を起用。これまで『BRUTUS』『Tarzan』『relax』といった有名誌を手がけ、2011年には『GINZA』編集長に就任。現在はフリーでプロデュース&編集業を行う。

制作には、もの作りに情熱を傾けるクリエイターたちが集結。1~3号目まではリングノートスタイル、4号目はA3サイズと、新しいファッションのビジュアル表現を模索した内容となっている。価格は号により¥3,850または¥4,400。

今回の展示ではバックナンバーの販売とともに、テイクフリーの「CREATORS FILE(クリエーターズファイル)」を用意。協力クリエイター20名分のzine*とスペシャルインタビュー2冊、スペシャルエディション2冊を含む計24冊を揃えた。

ユニセックスなアイテムも多いMADISONBLUEは、女性はもちろん男性も軽やかに着こなせる。

2014年ファーストコレクションから展開する、ブランドアイコンでもあるワークシャツ“HAMPTON(ハンプトン)”シャンブレーシャツ。

今回のイベントでは、通常ボタンからパールボタンにカスタムしたシャツの限定販売を行う。ネイビーは¥38,500、バイオブリーチで経年変化を再現したブルーは¥39,600。

左ブルー : ハンプトンシャンブレーシャツ(VW)¥39,600、右ネイビー : ハンプトンシャンブレーシャツ(OW)¥38,500

左ブルー : ハンプトンシャンブレーシャツ(VW)¥39,600、右ネイビー : ハンプトンシャンブレーシャツ(OW)¥38,500

「CONVERSE ALL STAR(コンバース・オールスター) US LOW BS」はブランドアイコンでもあるバックサテン素材を贅沢に使用した別注商品。サイズ展開は23cmから29cmまで幅広く、価格は¥19,800。

ヴィンテージテイストを追及した「U.S. ORIGINATOR」で、アウトソールのライン・ヒールラベルはMADISONBLUEネイビーを使用。シュータン裏には“TRUE BLUE” TAG、コットンシューレースには“HELLO”のメッセージがプリントされている。

MADISONBLUEでは、コンバース・オールスターをドレスシューズに位置づける。カジュアルなスニーカーをあえてドレッシーな洋服に合わせる、気取らないスタイルを提案する。

デニムのネームタグにも使われるリサイクルペーパー素材を使用したペーパーバックは¥14,300。

水に強く耐久性を備え、小さいながらも収納力は抜群。ニューヨークテイストの実用的なバッグは、ちょっとした小物を持ち運ぶのに最適だ。

カルチャーとファッションが溶け合う空間

書店を舞台に、ブランドの世界観を表現するクリエイティブなビジュアルブックと洋服。カルチャーとファッションが心地よく溶け合う空間となりそうだ。

とりわけイベントでの限定販売となるパールボタンのハンプトンシャンブレーシャツは必見だ。ビジュアルブックを片手にブランドの精神を感じたい。

MADISONBLUE BOOKSHOP -magazine & clothing-
期間:開催中~12月25日(日)
会場:代官山蔦屋書店 2号館 1階 ギャラリースペース
所在地:東京都渋谷区猿楽町16-15
公式サイト:https://madisonblue.net/

(SAYA)

*個人やグループが自費出版などで制作した小冊子
※価格はすべて税込