東京・銀座にて美術家の玉山拓郎氏による光のインスタレーション「Static Lights : Tilt and Rotation」開催

京都で大きな話題となった、現代美術家の玉山拓郎氏による光のインスタレーションが銀座にやってくる。

「Sony Park Mini(ソニーパークミニ)」が、光のインスタレーション「Static Lights : Tilt and Rotation」を、12月20日(火)から来年1月9日(月・祝)までの期間にわたって開催する。

光のインスタレーション「Static Lights : Tilt and Rotation」

同作品は、今年4月に「Sony Park Mini」で展示された「Static Lights : Unfamiliar Presences」から続くシリーズとなる。

11月に開催された「Sony Park展 KYOTO」で初公開され、通常は非公開となっている京都新聞印刷工場跡を大胆に演出したことで、大きな話題となった。

京都新聞工場跡では、緑色に光る72本のLED蛍光灯を円形状に配置したオブジェを、約36.5メートルの長さに一直線で5つ並べて回転運動を表現した。

今回は1台のオブジェが、5つの期間に分けた時間軸で回転し、変化していくインスタレーションとなる。

注目を集める現代美術家の玉山拓郎氏

玉山拓郎氏は1990年に岐阜県で生まれた現代美術家。愛知県立芸術大学を経て、2015年に東京藝術大学大学院修了。

同氏は家具や日用品のようなオブジェクト群、映像の色調、モノの律動、鮮やかな照明や音響を組み合わせることによって、緻密なコンポジションを持った空間を表現している。

近年開催された主な展覧会に、「2021年度第3期コレクション展」(愛知県美術館、2022)、「Anything will slip off / If cut diagonally」(ANOMALY、2021)、「開館25周年記念コレクション展 VISION Part 1 光について / 光をともして」(豊田市美術館、2020)などがある。また、2023年3月26日(日)まで開催中の「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」にも参加している。

人間は地球という巨大な回転運動の中、傾いた軸の上に立っている。静的な光を纏った今回のオブジェクトも、特定の軸の上で傾き回転する。深いメッセージ性を持つ光のインタレーションを、この冬は楽しんでみては。

Static Lights : Tilt and Rotation
期間:2022年12月20日(火)~2023年1月9日(月・祝)
チャプター1:12月20日(火)~22日(木)
チャプター2:12月23日(金)~25日(日)
チャプター3:12月26日(月)~28日(水)
チャプター4:12月29日(木)、1月4日(水)、1月5日(木)
チャプター5:1月6日(金)~9日(月・祝)
※ 12月30日(金)~1月3日(火)は休業
プログラム時間:11時~19時
会場:Sony Park Mini
所在地:東京都中央区銀座5丁目3番1号地先 西銀座駐車場地下1階
入場料:無料

(IKKI)