フォトギャラリー「シリウス」では、日本航空写真家協会写真展「SKY MOMENTS 2022」を、12月8日(木)~12月14日(水)の期間、開催する。
同展では、会員・準会員および一般公募の優秀作を展示。航空を舞台に活動する、プロ写真家たちによる展示が興味深い。
戦闘機の同乗空撮など、プロならではの撮影も
日本航空写真家協会は、航空を舞台に活動するプロ写真家の集団で、設立42周年を迎えた。創設以来、定例的に写真展を行っている。
また、航空分野の写真集の出版も年に1冊のペースで行っており、既刊では『BIG SKY Hong Kong』『LENS WORLD』『微光の成田』、そして今回は『US Air Power around Japan』を発行する。
プロの作品のほか一般の優秀作品も展示
「SKY MOMENTS 2022」では、例年通り、会員・準会員および一般公募の優秀作を展示。
会員は、旅客機、戦闘機、グライダー、熱気球、スカイダイビングなど、航空のより細分化された分野の専門家だ。戦闘機の同乗空撮、自家用機によるグライダー空撮、空母の乗艦撮影など、プロでなければ不可能な状況で活動している。スカイダイビングの分野では、国際殿堂入りを果たした会員もいる。
準会員は、人生をかけたように飛行機写真撮影に打ち込み、実績ある作品発表を継続的に行ってきたハイエンドのアマチュア写真家で、日本航空写真家協会がその力を借りたいような人たちだ。
また、今回の写真展でも、一般公募の優秀作が揃った。
人気上昇中の飛行機写真の世界
デジタル写真の隆盛により、飛行機写真愛好家は大幅に増えている。15年ほど前までは男子の密やかな趣味であった世界だが、最近の特徴は、女性の飛行機撮影者が急速に増加していること。年々3倍増といった印象とのことだ。
航空自衛隊の基地で行われる航空祭では、400mmや500mmといった重く長いレンズを構えている人も多数見かける。
そもそも撮影も事後の画像補正も、ともすれば独りよがりになりがちな作業。同協会では、航空機写真を趣味とする人たちに呼びかけ、スライドショー大会や講習会を開催し、お互いに大きな刺激を受けあう機会を作っている。そうすることで、基本に立ち返ることや、この世界の王道を示すことにより、さらに高品質の作品づくりができるであろうと考えたからだ。
航空という世界を舞台にした写真を見に、「シリウス」へ足を運んでみては。
SKY MOMENTS 2022
期間:12月8日(木)~12月14日(水)
会場:アイデムフォトギャラリー「シリウス」
所在地:東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F
開館時間:10:00~18:00(最終日は15:00まで)
休館日:日曜日
入場料:無料
詳細:https://www.photo-sirius.net/tenji/日本航空写真家協会写真展-3/
(田原昌)