この冬一番熱いオペラフェスティバル!世界の聴衆を圧巻するジョン・オズボーンの「オテッロ」日本初上陸

イタリアオペラを主軸とした公演を行う日本で最も歴史が長い「藤原歌劇団」と、イタリアで伝統と格式を誇る「ヴァッレ・ ディトリア音楽祭」が提携し、「ベルカント オペラフェスティバル イン ジャパン」を開催。

今回は2023年1月7日(土)〜1月22日(日)まで、6つの企画がテアトロ・ジーリオ・ショウワなど4会場で繰り広げられる。

現代最高峰のロッシーニを鑑賞しよう

毎年オペラの本場ヨーロッパで活躍する歌手を迎え、日本の若手歌手と一緒に高水準のオペラ公演、コンサートを創り上げている同フェスティバル。今年は6つの企画を開催する。

高音域を難なく操るテクニックで世界の聴衆を圧巻

同フェスティバルの中でも今年注目すべき公演が、ジョン・オズボーン氏が主役を務めるG.ロッシーニ氏作曲のオペラ「オテッロ」だ。

国際的にもオテッロ役を歌いこなせるテノールが少なく、上演すること自体が困難とも言われる「オテッロ」。実力派のキャストが揃わなければ実現が難しい貴重な公演であるが、今年はその難題を見事に打ち破る素晴らしいアーティストたちを迎え、実現されることとなった。

オテッロ役のジョン・オズボーン氏は、世界の劇場で絶賛されてきたテノール歌手であり、力強く輝かしい超絶技巧で迫り来るオテッロの心理描写は圧巻である。

デスデーモナ役を演じるレオノール・ボニッジャ氏は、S.メルカダンテ氏作曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」の公演を大成功に導き、オペラ「リゴレット」ジルダ、「ルチア」タイトルロール他、世界中の劇場で喝采を受け続けている。優しく包み込むその歌声は、日本の聴衆を魅了することだろう。

また、欧米での活躍が目覚ましい、指揮者イバン・ロペス=レイノーソ氏、そして演出家ルイス・エルネスト・ドーニャス氏は初来日となる。新進気鋭のミケーレ・アンジェリーニ氏、アントーニオ・マンドゥリッロ氏、トーニ・ネジチュ氏も同じく初来日となり、国際的にも最高水準のキャストを揃えて「オテッロ」が上演される。

4つのコンサートやシンポジウムも開催

同公演のほかにも、「ベルカントコンサート」や、G.ドニゼッティ氏作曲オペラ「パリのジャンニ」、珠玉のアリアと重唱が美しい「BOFスペシャル・ガラ・コンサート」、世界的カウンターテナーと日本最高峰のベルカントソプラノが贈る荘厳な「バロックコンサート」が上演される。

また、ヴァッレ・ディトリア音楽祭芸術監督らが、ロッシーニとオペラ・セリアについて語る「シンポジウム」も開催する。

最高のオペラを鑑賞しに出かけてみよう。

ベルカントオペラフェスティバル イン ジャパン2022
G. ロッシーニ作曲「オテッロ」オペラ全3幕 
日程:2023年1月20日(金)、1月22日(日)14:00開演
会場:テアトロ・ジーリオ・ショウワ
所在地:神奈川県川崎市麻生区上麻生1-11-1 昭和音楽大学南校舎内
料金:SS席 14,000円 S席12,000円 A席10,000円 B席8,000円 C席5,000円 D席3,000円
公式サイト:https://www.jof.or.jp/performance/2301_BOF/
※字幕付き原語(イタリア語)上演

(田原昌)

※表示価格は全て税込
※「オテッロ」以外の詳細については公式サイトを参照のこと