京都府亀岡市に、12月2日(金)、築100年の古民家をリノベーションしたプライベート貸別荘スタイルホテル「6ishiki(ムイシキ)」がオープンした。
休日は貸別荘スタイルの宿でのんびりした時間を過ごしたい。
マインドフルネスな瞬間に気づく、アートとサウナの宿
6ishikiは、霧の街とも呼ばれる京都府亀岡市にある築100年の大きな古民家をリノベーションしてつくられた。
同宿のコンセプトは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感と“自分の深い意識”を合わせた6つの意識を研ぎ澄まし、あたりまえの中に散りばめられたマインドフルネスな瞬間の体験だ。
各部屋には、この宿のオーナーでもあり、アーティストとしても活動する田中英行氏の作品が展示されている。
自然光を用いたドローイングのような写真作品や、日本の伝統的なモチーフをコラージュした作品、仏教や自然崇拝をコンセプトにした作品を鑑賞できる。
6ishikiの最大の特徴でもある総ヒノキ造りのプライベートサウナは、90℃までの好きな温度を楽しめるフィンランド式を採用。
好みでアロマ水をかけてセルフロウリュや、サウナの後は地下から汲み上げた水風呂、プライベートならではの解放感を感じながら空を見上げながら外気浴などを楽しめる。
サウナでととのった後の「サ懐石」
サウナでととのった後には部屋で「サ懐石(=サウナ懐石)」が味わえる。
老舗「京料理 松正」が監修してできたオリジナルメニューの懐石料理で、地元亀岡で採れた季節の有機京野菜をはじめ、四季折々の食事が楽しめる。
冬のサ懐石コースのメニューは「有機聖護院かぶらと飛龍頭の炊き合わせ」「蓮根餅白味噌仕立て」「名物 だし巻き玉子」「七谷鴨(地鶏)の照り焼きと有機秋野菜の盛り合わせ」などを用意する(*)。
ジビエコースやペアリングのプランも登場
通常のサ懐石コースをアップグレードする、地元丹波地方で獲れた鹿や猪の肉を使用したジビエコースが登場した。
通常コースの地野菜などをジビエと合わせたアレンジに変更したシカロースのタタキ、シシの椀物、シカモモステーキなど、素材に合わせて一番旨味を引き出すよう一品一品丁寧に仕上げて提供する。このコースは2月末までの限定コースとなっている。
また、サ懐石を提供する「京料理 松正」の若主人は料理人でありながら、ソムリエ歴も14年ほどあるという。季節のコース料理に合わせ、丹波ワインを中心にペアリングにて提供する。
ペアリングはボトルでの提供となり、2本から4本の中から好きな本数を選べる。
360度、美しい山並みに囲まれたのどかな盆地に佇む一棟貸しの宿で、サウナとジビエ料理を楽しんでみては。
6ishiki
所在地:京都府亀岡市大井町並河2-737
公式サイト:https://www.chillnn.com/17fba1cd8bdd2#hotelMenu
(MOCA.O)
*仕入れ状況によって内容が変わる