パックマンが腕時計に!? ニバダ・グレンヒェンとアンダーン。腕時計ブランド同士がコラボ

復活を遂げたスイスの歴史あるウォッチブランド「Nivada Grenchen(ニバダ・グレンヒェン)」と、ポップカルチャーを取り入れるなど挑戦し続ける独立系ウォッチブランド「UNDONE(アンダーン)」、2つの腕時計ブランドが初のコラボレーションを果たした。

記念すべき第1弾となる今作では、1965年にニバダが発売した「デプスマスター」がその舞台となり、12月6日(火)より販売する。

Nivada Grenchen × UNDONE | Depthmaster Pixel Art 156,200円(税込)

Nivada Grenchen × UNDONE | Depthmaster Pixel Art 156,200円(税込)

歴史ある「デプスマスター」の再構築

本作の元となる「デプスマスター」の起源は1965年。当時では画期的な1000M防水を誇るスイス製ダイバーズウォッチとして登場した。中でも、アールデコの影響を受けた個性的なインデックスの形状は、後に時計愛好家の間で「パックマン」という愛称で呼ばれるようになる。

今回のコラボレーションモデルを制作するにあたり、アンダーンの哲学である「individuality matters(=個性的であれ)」を「デプスマスター」で表現。そして「もしパックマンが後付けの愛称ではなく、実際のテーマだったらどのような時計になるのか……」という遊び心から、8ビットのアーケードゲームをイメージしたデザインが生まれた。

アーケードゲームを再現したピクセルデザイン

アーケードゲームのスクリーンにパックマンが映し出される様子からインスピレーションを受け、時計全体の色合いをブラックで統一し、インデックスには象徴的なビビッドカラーのイエローを用いた本作。ダイアルに刻まれた防水性能を示す「1000」の文字は、まるでゲームの中でハイスコアを叩き出したかのような感覚を思い出させるデザインとなっている。

細部に目を向けると、ダイアル全体がグリッドパターンにエッチングされているのが分かる。また、立体的にデザインされたインデックスには、ルミノバ加工も施工。

防水機能やヘリウムエスケープバルブ、39mm径のサイズ感などは原作そのまま。元々のシルバーステンレスケースにマットブラックのDLC加工を施し、現代のファッションに溶け込むモダンな雰囲気と、往年のデプスマスターのフォルムを融合した。

裏蓋は機密性を高めたスクリューバック仕様。ピクセルアートのWネームロゴをデザインし、限定200本のみしか存在しないことを示すシリアルナンバーも刻まれている。

ベースのブラックカーフレザーに加え、トロピックラバー2色のうちから1本を追加で選ぶことが可能だ。

ムーブメントには、スイス製の「Soprod Cal.P024(自動巻)」を搭載。遊び心を持って再構築を施したその見た目とは対照的に、堅牢なスイスメイドを支える部分には揺るぎないスペックを保持している。

ニバダ公式サイト:https://nivadagrenchenofficial.com/
アンダーン公式サイト:https://undone.co.jp/

(akihiro takeji)