【まとめ】2022年の冬は東京・神奈川でアートを堪能!感性を刺激する個性的な作品と巡り合えるイベント5選

肌寒くなり、家にばかり篭りがちになる冬シーズン。こんな時季は、新たな刺激を求めてアートを探しに街へ出かけてみるのはいかがだろうか。

今回は、2022年の冬に都心で楽しめる展覧会やアートイベントを紹介。12月初旬までのイベントもあるので、気になった際は早めに足を運びたい。

<東京・渋谷>造形作家・麟太郎氏の個展「憧想生命」

架空の生命体をグルーガンアートで表現する注目のアーティスト・麟太郎氏。東京・渋谷では、同氏の個展「憧想生命」が11月26日(土)から12月1日(木)まで開催される。

造形作家の麟太郎氏は、幼少期より特撮作品に登場する怪獣や、動物型メカ「ゾイド」といった架空の生命体に想いを馳せてきた。いつしか彼は、「自分だけの架空の生命体を作れないか」と考えるように。

そんな麟太郎氏が現在制作しているのは、グルーガン(熱可塑性樹脂)を素材としたグルーガンアート作品。凹凸面同士を接着できるグルーガンは、彼の想像を形にするにはうってつけの素材だ。

「憧想生命」では、そうした架空の生命体を表現した作品のほか、麟太郎氏の代表的作品のひとつである「黄金の茶室」シリーズも展示。同シリーズは、中身が空洞となった網目状のグルーガンに漆と純金で装飾を施すことで、物体の形状が持つ価値と中身の空虚さを対比させている。

麟太郎氏が思い描く“架空生命体”の世界を堪能してみては。

個展「憧想生命」
会期:11月26日(土)~12月1日(木)※11月26日(土)、27日(日)、30日(水)、12月1日(木)は作家が在廊
開廊時間:月~金14時~19時、土日祝13時~19時 ※最終日のみ17時終了
会場:YUGEN Gallery
所在地:東京都渋谷区渋谷2-12-19 東建インターナショナルビル3F
入館料 :無料

<東京・渋谷>アーティスト・塚本暁宣氏の個展「FRONTIER」

11月27日(日)から12月5日(月)の期間は、同じく渋谷でアーティスト・塚本暁宣氏による個展「FRONTIER」も開催される。

塚本氏は、アニメやカートゥーンに登場する人気キャラクターを「キュビズム」や「シュルレアリスム」という技法を用いてユーモラスに描き出すアーティストだ。

同展では、これまでも人気を博してきた同氏の「ニューキュビズム」シリーズを、即興画や背景画などの要素を加えた新たな表現方法でアップデートした作品を発表。一つひとつの要素をインスタレーションのようにレイアウトした、これまでにないアートを展示している。

絵画の中でキャラクターと共に繰り広げられる、新たなポップアートの世界を楽しんでほしい。

AKI TSUKAMOTO SOLO EXHIBITION “FRONTIER”
会期:11月27日(日)~12月5日(月)
開廊時間:12時~19時
会場:elephant STUDIO 1、2F
所在地:東京都渋谷区渋谷2-7-4
観覧料:500円(税込)~ ※来場は事前予約制/11月30日(水)は観覧無料
予約ページ:https://artsticker.app/events/1875

<東京・蒲田>10名が出展する「NITO12 東京群島生活」

東京・蒲田では、12月19日(月)までの期間、アーティスト10名が出展する展覧会「NITO12 東京群島生活」が開催されている。

奥野智萌氏 《ナイトルーティーン》

奥野智萌氏 《ナイトルーティーン》

同展覧会では、「東京の風景」や「アーティストの人生の一場面」といった題材で、彫刻、写真、映像、版画などさまざまな手法を使ったアートを展示。個性の強い作品が集い、群島さながらの“ひとつの塊”を形成する。

なお、「NITO」と銘打たれた、若手アーティスにフォーカスする展覧会が開催されるのは今回で12回目。これまでも数々のアーティストが登場してきたが、「NITO12」では小笠原周氏、奥野智萌氏、高橋直宏氏の3名が初参加する。

小笠原周氏 《浮涅槃》

小笠原周氏 《浮涅槃》

高橋直宏氏 《ビーチにて》

高橋直宏氏 《ビーチにて》

実力ある若手アーティストの作品が、観る人の感性に新たな刺激を与えてくれそうだ。

NITO12 東京群島生活
期間:開催中~12月19日(月)
開廊時間:11時~19時 ※11月27日(日)は18時まで
休館日:火、水、木(祝日は営業)
会場:アート/空家 二人
所在地:東京都大田区蒲田3丁目10-17
入場費:無料

<東京・南青山>体験スペース「INTERSECT BY LEXUS – TOKYO」

現在、東京・南青山では、LEXUSのブランド体験スペース「INTERSECT BY LEXUS – TOKYO」にて、熱音響と光による空間インスタレーション作品「Ethereal Cycles」が展示されている。

作品を手がけるのは、機械仕掛けの装置を通して周囲の環境とのつながり、新たに見出される「自然」をテーマにしたメディアアート作品を展開するアーティスト・コレクティヴ「Natura Machina(ナチュラマキナ)」。

「Ethereal Cycles」は、“レイケ管”と呼ばれる熱エネルギーを空気振動へと変換する熱音響変換現象をもとにした大型インスタレーション作品だ。

展示空間には、フレームに吊られたガラスの円筒群をグリッド状に組んで設置。それぞれの筒の中に組み込まれた電熱線が光と共に発熱すると、周囲の空気が下部から引き込まれ、周期的な圧力変化が音となって空間に鳴り響く。

それぞれの電熱線はプログラムされたリズムで順次駆動し、光と音の重なりが空間内をさまざまな経路で移動。さらにこれらは、周囲の気流や気温、鑑賞者の動きなど、空間のさまざまな要因に影響を受けて変化するというから驚きだ。

熱、光、音というエネルギーの循環を目で追い、その素晴らしさに想いを馳せたい。

「Ethereal Cycles」展示
期間:開催中〜2023年1月25日(水)
会場:INTERSECT BY LEXUS – TOKYO
所在地:東京都港区南青山4-21-26
休館日などその他詳細:https://lexus.jp/brand/intersect/tokyo/

<神奈川・横須賀>「Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島 2022」

「Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島 2022」は、東京湾に浮かぶ無人島・猿島で、金土日と祝日の夜にだけ開催されるアートプロジェクトイベントだ。観覧客は受付でスマートフォンを封印し、暗闇の中で感覚を研ぎ澄ませて、猿島の自然や作品と対峙する。

魅力的な作品が並ぶ中でも特に注目したいのが、クリエイティブ集団「HAKUTEN CREATIVE」が手がける作品『Tree says 「 」』。

猿島には5つの砲台跡があるが、同作品が設置された跡地は他と異なり、自然と人工物が混在する不思議な場所となっている。そこに象徴的に佇む大樹の内には何が秘められているのかーー同作品は、樹にひそむ振動や音を拡張し、樹と人の間に新しい感覚的な接点を作り出す。

壮大な猿島の自然と作品の魅力を五感で感じてみては。

Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島 2022
期間:開催中〜12月25日(日)までの期間の金土日および祝日
時間:17時〜21時30分
会場:猿島
所在地:神奈川県横須賀市猿島1番
チケット料金:大人3,700円他(猿島への往復乗船料、入島料、観覧料を含む)
チケット購入などその他詳細:https://www.e-tix.jp/senseisland/

いかがだろう。ひと口に「アート」といっても、その形や見せ方は実にさまざま。この冬はいろいろなアートに触れて感性を磨くのも一興だ。

(IKKI)