「森を嗜む街着」をコンセプトにアイテムを展開するウェアブランド「mörk(モーク)」が、植物作家の村野辰之介氏、空間デザイナーの田島慎之輔氏、写真家の永田拓也氏と共同でのフィールドワークを元にした初のインスタレーション「Pilgrimage -青木ヶ原樹海-」を、東京・高円寺にて開催する。期間は、11月26日(土)から29日(火)の4日間。
全国の森を巡る活動を「pilgrimage/巡礼」と命名
アウトドアウェアブランド「モーク」がコンセプトとする「森を嗜む」は、理に沿った自然と人間のバランスのとれた関わりによって成り立っている。
森でのフィールドワークを中心に今一度俯瞰的に見つめ直し、自然を維持するための問題提起をするために、森でのフィールドワーク、フィールドワークを通じた「アウトドアとは何か」の再考、表現先としてインスタレーションの開催という一連の活動を「pilgrimage/巡礼」と名付け、これから全国の森を巡り活動していく予定だ。
インスタレーションの開催場所は杉並区高円寺北
巡礼の第1弾は、富士の麓、青木ヶ原樹海。溶岩台地の上に形成されたこの森には、隆々とした木の根や火山岩など他の森には見られない特徴があり、幾度と足を運ぶことでその魅力に取り憑かれていく。
一方で、まがまがしさすら感じる場所もあり、このような負のイメージから関連する、青木ヶ原樹海周辺での不法投棄やいたずらといった社会問題は深刻だ。
こうした問題を浄化するような力強い樹々、噴火によって生まれた地形と根差す青々とした苔、青木ヶ原樹海を主とする人々の営みなど、フィールドワークを通して得た視点をインスタレーションで表現する。
また、インスタレーション開催中は、青木ヶ原樹海からインスピレーションを受けてデザインされた「モーク」アイテムの販売も行う予定となっている。
1867年創業のスイスの老舗生地メーカーで、革新的、機能的なテキスタイルを得意としているschoeller(シェラー)と共同で開発・製作したアイテムも。ナイロン生地に総柄のプリントされたプロダクトや高機能アウターなどschoellerの魅力が詰まった商品がラインナップする。
第1弾の青木ヶ原樹海を皮切りに、今後も各地の森を巡り、その森でのフィールドワークから得た視点をインスタレーションというかたちで問題提起、表現していく「pilgrimage/巡礼」。「モーク」もフィールドワークを通して感じた、その森ごとの視点をウェアの素材やデザインに落とし込み、新作発表を行っていくという。
Pilgrimage -青木ヶ原樹海-
開催期間:11月26日(土)~11月29日(火)
開催時間:11時~20時(※最終日は19時終了)
所在地:杉並区高円寺北2-22-2 1F
料金:入場無料
mÖrk:https://www.mork-jp.net/
(MK)