日本の音楽シーンを彩る、数々の有名音楽ジャケットデザインで知られるアートディレクター、グラフィックデザイナー、画家の奥村靫正(おくむら ゆきまさ)氏の新作展示「奥村靫正 record jacket reconstruction@銀座 蔦屋書店」を11月12日(土)から11月25日(金)まで開催。
同時に、銀座 蔦屋書店店頭とオンラインで、11月12日(土)10:30より作品の受注販売もスタートする。
3作品を最新のシルクスクリーン作品として展示・販売
はっぴいえんど、細野晴臣氏、大滝詠一さん、サディスティック・ミカ・バンド、さらにイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)、加藤和彦さん、ムーンライダーズ、チェッカーズなど、日本の音楽シーンに大きな影響とインパクトを与えたミュージシャンのジャケットデザインを多く手がけた奥村靫正氏。
今回、奥村氏のデザインによる加藤和彦さんの『PAPA HEMINGWAY(パパ・ヘミングウェイ)』(1979年)、YMOの『BGM』(1981年)、『TECHNODELIC(テクノデリック)』(1981年)という名作レコード・ジャケット3作品を、シルクスクリーンで最新の作品として再構築(reconstruction)した。
銀座 蔦屋書店では、このシルクスクリーン作品の展示販売に併せて、数々のミュージシャンと深い親交のあった奥村氏より貴重な所蔵品を借り受けて展示する。
作品『PAPA HEMINGWAY reconstruction』
『PAPA HEMINGWAY reconstruction』の価格は¥220,000。直筆サインと“edition50”のエディションナンバー入りだ。
現代の世相を取り入れ、奥村氏自身が再構築した同作。オフセットやジークレーでは再現できない、シルクスクリーン・インクの鮮やかな発色と質感が見る人を圧倒する。
作品『BGM reconstruction』
『BGM reconstruction』の価格は¥132,000、直筆サイン入りで、完全受注生産品だ。
奥村氏が描いた『BGM』の原画、そのままを活かした同作。インクジェットでは表現できない透明な乳白インクが重なり、独自の存在感を放つ。
作品『TECHNODELIC reconstruction』
『TECHNODELIC reconstruction』の価格は¥88,000。直筆サイン入りかつ完全受注生産品だ。
『テクノデリック』オリジナル・ジャケットのコルホーズの女性と、インナーの機械のビジュアルを配置。マットなインク面と美しい網点が魅力だ。
音楽史に残るモチーフと、鮮やかで美しいインクの発色と圧倒的な存在感――今回の作品の納品は来年1月中旬を予定しているが、作品はプレセールスの状況により、会期前に販売が終了することもあるので注意したい。
奥村靫正氏のデザインの魅力が詰まった新作は、テクノ世代からそのフォロワーまで、ノドから手が出るような逸品だ。
奥村靫正 record jacket reconstruction@銀座 蔦屋書店
会期:2022年11月12日(土)~11月25日(金)
会場:銀座 蔦屋書店 ショーケース
所在地:東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F
時間:11:00~19:00
定休日:月曜日
入場無料
特集ページ:https://store.tsite.jp/ginza/blog/architectural-design/29937-1419441103.html
(MK)
※価格はすべて税込