「ザ・リッツ・カールトン大阪」の2つのレストランが、10月7日(金)発売の『ミシュランガイド京都・大阪 2023』にて、それぞれ一つ星として掲載されていることが発表された。
フランス料理「ラ・ベ」は6年連続12回目、「天ぷら 花筐」(はながたみ)は4年連続4回目の掲載となる。
まるでアート作品のように表現されたフレンチ
フランス料理「ラ・ベ」でシェフチームを率いるのは、16年にわたり料理長を務めるクリストフ・ジベール氏。パリの有名レストラン「ラ・ターブル・ダンヴェール」などで、最先端ともいわれるフランス料理のクリエイティブな技法を身に付け、来日前は南フランスの世界的有名店「ネグレスコ・ホテル」でも活躍した。
ジベール氏のオリジナリティ溢れるメニューは、フランス料理の改革者として有名なエスコフィエの技法や伝統的手法をベースとし、フランス各地での経験で磨かれた独自のセンスによって具現化する。
「イセエビの海藻バターロティ スパイスの効いたジュ ショコラ風味 エストラゴンの泡」「のどぐろのグリエ フルールドセル 大根のリボン サリエットクリーム胡椒風味 レディクションヴィネガー」など、日本の四季折々の食材から受けるインスピレーションを、アート作品のように皿の上に美しく表現したメニューは、目でも舌でも楽しめると評判だ。
料金は、ランチ1名13,500円~、ディナー1名27,000円~(ともに税・サービス料込)。
緩やかな曲線のモダンヨーロピアンスタイルで統一された上質なインテリア、冬には暖かな火を灯す大理石の暖炉など、細部にまでこだわりを追求した空間が、同レストランでの時間をより華やかに演出する。
ゲストの五感を刺激する天ぷらを提供
「百花繚乱」をインテリアのテーマに、日本の伝統美を随所に表現する日本料理「花筐」。その一番奥に佇むわずか9席の空間が「天ぷら 花筐」だ。
料理長の深名 健(ふかな たけし)氏は、懐石料理・割烹料理、さらにはサービスにも携わるなど幅広い経験を培った和の料理人。季節毎の走り・旬・名残りの食材と向き合い、素材の持ち味を最大限に活かす調理を実践する。
晩夏から初秋のひと時だけ出会う「名残り鱧と松茸の天ぷら(暁コース)」、火が入ることで素材の味を際立たせる「和牛のフィレ肉の天ぷら(暁コース)」「雲丹と海苔の天ぷら」など、熟練した手さばきで、手際よく天ぷらを仕上げる。
同店の天ぷらは、上質な太白胡麻油と紅花油をオリジナルのバランスでブレンドした油を使用。食材を入れると、やがて聴こえてくる「ぱちぱち」という音、「ふわり」と漂う香ばしい香りがゲストの五感を刺激する。
料金は、ランチ1名12,000円~、ディナー1名21,000円~(ともに税・サービス料込)。
「揚げる前には必ず、食材を器に盛ってゲストにお見せし、豊かな彩りを目で愉しんでいただく」と語る料理長。ゲストと気さくに会話を交わしつつ料理を提供するもてなしは、大阪の食文化として培われてきた「板前割烹」を彷彿とさせる。
「ザ・リッツ・カールトン大阪」が誇るミシュラン掲載の2つのレストランは、特別な日にこそ利用したい非日常の空間だ。大切なパートナーとともに、美食の世界に身を委ねてみては。
ザ・リッツ・カールトン大阪
公式サイト:https://www.ritzcarlton.com/jp/hotels/japan/osaka/dining
フランス料理「ラ・ベ」:https://labaie.ritzcarltonosaka.com/
「天ぷら 花筐」:https://hanagatami.ritzcarltonosaka.com/
(高野晃彰)